気まぐれ日記
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2005年04月26日(火) ゴールデンウィークなど

 なくなっちまえ! と思っている草です。なぜなら、仕事の都合上めちゃくちゃ大変だから。(帰省をする際は連絡を早めに欲しいんだよ)
 
 
 リサは城内を探し回った。城に住むものとすれ違ったが彼女の姿に気づきもしない。好都合だが、移動は大変だった。小さな身体で広い城を回るのは時間がかかる。
 「どこにいるの? リタ」
 彼女はあせり始めていた。レスティが時間稼ぎするとは言え、長くは出来ないと言っていた。
 城の中を走っていると、いい香りがした。香ばしいチキンソテーの香りだった。どうやら厨房らしい。若いコックが盆を差し出している。
 「これ、あの部屋にお願い」
 「わかりました」
 視線を追うと一人のメイドが盆を受け取りどこかに持っていこうとしている。彼女はついていくことにした。
 「お願い、リタの所に行って」
 メイドは部屋の前で足を止める。ノックをする。返事が無いがドアを開けた。ドアを開けたとたん、大きな泣き声が聞こえた。
 「うわああああん!」
 しかしメイドは無表情に、食事を置いておきますと言って出て行った。
 間違いなく、リタの泣き声だ。彼女はこの泣き声に弱い。リタのわがままを通す最終兵器だった。
 「こら、リタ!」
 彼女は思わず元の姿に戻った。
 「こんなとこで泣いてちゃ、ダメ!」
 リタがぴたりと泣き止んだ。そして、
 「お、お、おねええちゃあああん!」
 再び泣き出した。確かに、悪魔にさらわれて見知らぬ世界でこんな城に閉じ込められているのだから、泣き出すのは当たり前である。
 「よかった、リタ。怪我はないようね」
 「うん」
 しゃくりあげるリタの鼻をハンカチでぬぐってやった。
 「さて、リタ。ここから出るわよ」
 「どうやって?」
 「お姉ちゃんにまかせなさい」
 彼女は窓を開けようとした。はめ殺しの窓で開かない、彼女は椅子を持ち上げて窓に向かって放り投げた。無論、音を立ててガラスは割れた。
 そして、自分とリタの姿を鳥に変える。誰かが、ドアを開けたときには逃げ出していた。 


草うららか |MAIL

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