気まぐれ日記
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| 2005年04月12日(火) |
タロット占いは当たる? |
自分のいいように解釈すると当たっている、と思う。 でも、不思議なことに同じようなカードが出るんだよね。
一方、べグゼッドは被害者について担当した兵士から聞き出していた。 「あれ読んだけどよー、無理だぜ子供には。まず、あの体格から言って子供に殺されることは無理だな」 まだ若い兵士の男は、無理を連発する。あれとはもちろんゴシップ紙のことだ。城でも回し読みされているらしい。 「どう殺されたんだ?」 「首に締め跡があった。でも、どう考えてもそのまま締められるってことはないだろ。あのおっさんだって相手が子供なら振りほどくだろ」 「……」 「あと、おっさんの服に髪の毛がついていたんだけどよ、長い金髪だったぜ」 「ふーん。ありがと。あ、それ、あのゴシップ紙に言うなよ」 「もちろん、あんなゴシップ紙ぎゃふんって言わせてやれよ、べグゼッド」 「うん」 べグゼッドは部屋に戻った。カシスが本を開いてはしおりを挟んでいる。 「進んでる?」 「いーや。でも十冊目だ」 「上出来じゃないか」 カシスにしては、というのはやめといた。もともと読むものは苦手であるのだ。カシスが一生懸命めくってはしおりを挟んで閉じているのはフォーランズ国で起こった事件帳である。今のところ全百二十三巻。その中には城内で起こったトップシークレット(先代フォーランズ女王が王位に着く前、怪盗シルバーに唇を奪われたこと)から、田舎の夫婦喧嘩(新婚夫婦が羊のオスメスについて言い争いになった)ことまで記してある。 その、殺人事件の項目にしおりを挟んでもらっているのだ。何か参考になればと思いべグゼッドが、許可なく勝手に持ち出した。
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