気まぐれ日記
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旅をしていると、小説を怠ります。 今回は、どういう話にしようか考えるつもりだったのに、忘れてまった。
朝食を食べ終えた直後、カシスはやってきた。 「おっはよ、べグゼッド」 カシスは顔パスで入ってこれるようになっている。 「珍しい。お前がこんな早く来るなんて」 朝はまだ早い。こんな早くに来ることができるのは、朝一で港に着いた船で着たということだ。更にその船は、おとといの朝一で出た船だということ。 「なんだ、家出でもしたのか」 「うん、まあ。モーサビットの兄貴におん出された」 モーサビットはカシスのすぐ上の兄である。短剣の扱いがうまく、投げナイフの腕も申し分ない。ただ、おかまで普段から女装状態である。 「化粧品に金三十支払って親父にチクッたんだ。親父は兄貴に叱られて、俺は兄貴から報復を受けたってところ」 「……で、いつものようにここに来たのか」 「まあ、ここにいるとご飯が出てくるし、ベッドもあるし」 「うらやましい性格だな」 「でもよ、ここに来てから、みんなから新聞読んだかって聞かれるんだ。なんでだ?」 カシスは新聞を読まない。安易に想像できる。 「ああ、しょうもないことをかかれたんだ」 「ふうん」 例のくちゃくちゃになった新聞をカシスに見せる。カシスは眉をひそめた。 「なんだか、書けばいいって感じの記事だな」 彼にしてはまともなことを言った。
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