気まぐれ日記
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田学、お雛様の巻。あれ、お払いじゃねえだろうが……。 昨日は、やっぱり飲みすぎた。昼頃まで使い物になりませんでした。午後はちょっと動いていたんですが、吐き気に見舞われてました。 辛かった……だったらそこまで飲むなって! では、ちょっと間が空きましたが、魔女魔女の話の続き。
彼女の母は複雑だったが、娘に出来うる限りの祝福を与えた。彼女の好きなものがテーブルに並んでいく。彼女の父親もあやふやな笑顔でそれを見ていた。 「今日はあのワインを出しましょうね」 とっておきのワインをあけて、家族で祝った。 「お姉ちゃん、異世界ってどんなところ?」 「まだわからないわよ。これから一ヶ月間、向かう世界のことを勉強してから行くことが出来るんだもん」 「いいなー、私も高位魔女目指そうかな」 「そうね、うちから二人も高位魔女が出たらすごいわよね」 彼女の妹と彼女は笑って話し合った。彼女ははじめて口にするワインを一口でやめた。彼女にはまだ早かったらしい。 「そうだな、リタも高位魔女になったら我が家は安泰だな」 と、彼女の父は笑った。しかし、本気ではない。 娘二人が、床についても、彼女の両親は自分たちの部屋で起きていた。 「あの子が、あの悪魔と戦うことになったら、私は夜も眠れないでしょうね」 母は、不安な顔で言った。ベッドを整えて自分は寝巻きに着替えている。 「私もだよ。異世界へ行くのですら心配だ。でも、リサは頭の良い子だ。それは魔法の使いかたとか勉強とかだけではないことは、お前もわかるだろう。だからこそ、異世界への許可が下りたんだ。それに、高位魔女になったからといってすぐに悪魔と戦わせることは女王様だってしないだろう」 「まあ、あなたったら。あの子がもう高位魔女になることを考えているのね」 「異世界までいけるようになったら、高位魔女になったも同じだろう。それよりも、我が家で高位魔女が出たことを名誉に思おう」 「確かに、すごいことだからね……」 「不安がっても始まらないことさ、もう寝よう」 「そうね、お休み」 母は、ベッド脇のろうそくの火を魔法で消した。闇が広まって、その部屋は静まり返った。
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