気まぐれ日記
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半年に一度のお楽しみ、ボーナスです。(嬉) でも、来年の車検で見事に吹き飛ぶことでしょう。(泣) それでも、酒買ってお祝い。
七日後、今日で悪魔祓いは終わる。 「やっと、今日で終わりですね」 「はい」 この儀式に慣れつつあるが、皆疲れた顔をしていた。日中一日中祈るのだから疲れて当然である。まだ、何か仕事をしていたほうがいいのかもしれない。それでも、今日で最後だということで僧たちの顔には笑顔がこぼれている。 「悪魔よ、今日を持って、その心が天使になるよう、お祈りする。そして、この子をお守りください」 七日間、祈ることにより、悪魔は天使となりこの赤子を守る。神殿主はそんなようなことを言って、祈り始める。 ただ、静かに時が流れる。ゆっくりとゆっくりと。 今日が最後なので余計にそう思うのかもしれない。 それでも、悪魔に取り付かれたという赤子のために僧たちは祈りつくす。 その時間が、後数分というところで、静寂が終わった。 バタン! 神殿の扉が開いた。誰が開けたのかもわからないうちにことが起こった。赤子から何か黒いもやみたいなものが、すごいスピードで離れて扉から飛び出した。それは風のように出て行った。 「な、なんということだ……」 神殿主はがっくりとした声で言った。他の僧たちも、力が抜けたように呆然としている。 「こうなると、どうなるんですか?」 「一度逃げた悪魔は、力をつけてまたこの赤ん坊に戻ってくるんだ。必ず、どんなに手を尽くしてもね。そうなると、もう手の施しようがない」 と、僧が言い、声を潜めた。 「だから、その赤ん坊は私たちで天に送らなければならないんだ」
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