気まぐれ日記
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つまらない。飽きてきてます……。そのうち溶けるかも。 妹の情報によると、木村(拓哉)ハウルは本人?って思うほど、分からないらしい。月曜日が休みなんで行ってこようかな、と思っております。
翌日からは、ロージュは打って変わって元気だった。良く食べよく船内を歩き回っていた。その姿にグオンが呆れていたようだが、彼は気にしないことにした。 「どうしちゃったの? 一体?」 「慣れたんだ。俺、順応性があるからな」 「それにしたって、別人のようよ」 ブルーアが信じられないという顔をしている。 天気の良い昼間の甲板では、子供だましの手品を見せるピエロ、それをぽかんと眺めている子供たち、貴婦人たちが輪を作って自慢話、お菓子を売っている船員などがいる。二人はそんな中で話をしていた。 「コンファイアか……親類はいるよな」 「へえ、親戚がいるの?」 「と、言っても会ったことはない。じい様の姉が嫁いだってことくらいしか知らないし」 「そう」 コンファイアはフォーランズの北西に位置する国である。先代国王の姉がそこに嫁いだというくらいの話しか彼は知らない。 「せっかくだから、会ってきたら?」 「うーん……」 会って、何を話す? 彼はふと、悩んだ。このまま行っても自分がフォーランズ王族の人間であることすら証明できないだろう、と。 「それとも、あたしのうちに遊びに来ない? リンゴのお礼しないとね」 ブルーアは楽しそうに言った。その表情が固まった。 天気の良かった空は崩れ、黒い重い雲が覆う。ポツリポツリと雨が落ちる。 「雨……」 「そんな生やさしいもんじゃないわね」 子供たちや夫人らが、興ざめしてしまったように中に入っていった。その中で、グオンが外に出てきた。 「俺たちも入ろう」 「そうね……」 ブルーアの返事が歯切れ悪い。入ろうと言ったロージュもそうだった。 「もう遅い」 グオンが黒い雲を見つめてつぶやいた。 「?」 「入り口はふさがれた」 「はあ?」 ドアの鍵はあいている。ブルーアが中に入った。かと思えば、また出てくる。 「何やってんだ?」 「? わかんない。でも……」 「どうやら本当に魔族と縁が切れんな、お前はその前も今後ずうっと先も」 グオンはロージュに向かって言った。 「魔族?」 「魔族ですって?」 雨は本降りになっている。三人はまもなくべっしょりと濡れることになる。その中、平然と甲板の真ん中に立つものがあった。
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