気まぐれ日記
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2004年11月20日(土) 書いていることが…   

 つまらない。飽きてきてます……。そのうち溶けるかも。
 妹の情報によると、木村(拓哉)ハウルは本人?って思うほど、分からないらしい。月曜日が休みなんで行ってこようかな、と思っております。

 翌日からは、ロージュは打って変わって元気だった。良く食べよく船内を歩き回っていた。その姿にグオンが呆れていたようだが、彼は気にしないことにした。
 「どうしちゃったの? 一体?」
 「慣れたんだ。俺、順応性があるからな」
 「それにしたって、別人のようよ」
 ブルーアが信じられないという顔をしている。
 天気の良い昼間の甲板では、子供だましの手品を見せるピエロ、それをぽかんと眺めている子供たち、貴婦人たちが輪を作って自慢話、お菓子を売っている船員などがいる。二人はそんな中で話をしていた。
 「コンファイアか……親類はいるよな」
 「へえ、親戚がいるの?」
 「と、言っても会ったことはない。じい様の姉が嫁いだってことくらいしか知らないし」
 「そう」
 コンファイアはフォーランズの北西に位置する国である。先代国王の姉がそこに嫁いだというくらいの話しか彼は知らない。
 「せっかくだから、会ってきたら?」
 「うーん……」
 会って、何を話す? 
 彼はふと、悩んだ。このまま行っても自分がフォーランズ王族の人間であることすら証明できないだろう、と。
 「それとも、あたしのうちに遊びに来ない? リンゴのお礼しないとね」
 ブルーアは楽しそうに言った。その表情が固まった。
 天気の良かった空は崩れ、黒い重い雲が覆う。ポツリポツリと雨が落ちる。
 「雨……」
 「そんな生やさしいもんじゃないわね」
 子供たちや夫人らが、興ざめしてしまったように中に入っていった。その中で、グオンが外に出てきた。
 「俺たちも入ろう」
 「そうね……」
 ブルーアの返事が歯切れ悪い。入ろうと言ったロージュもそうだった。
 「もう遅い」
 グオンが黒い雲を見つめてつぶやいた。
 「?」
 「入り口はふさがれた」
 「はあ?」
 ドアの鍵はあいている。ブルーアが中に入った。かと思えば、また出てくる。
 「何やってんだ?」
 「? わかんない。でも……」
 「どうやら本当に魔族と縁が切れんな、お前はその前も今後ずうっと先も」
 グオンはロージュに向かって言った。
 「魔族?」
 「魔族ですって?」
 雨は本降りになっている。三人はまもなくべっしょりと濡れることになる。その中、平然と甲板の真ん中に立つものがあった。


草うららか |MAIL

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