気まぐれ日記
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何故、三十一日もあるのに、出来ないのか……。先月、やり残したことが気になるけど、できないまま明日早番で、あさって休み。
翌朝、朝は来なかった。いや、来ているのだけれども「朝」という感じはしない。窓の外は真っ暗だった。 「ルイ、これは……」 「この部屋だけ別次元にあるみたいね。向こうも私のことに気づいたみたいね」 昨日、リュレイミアの結界を破ったのだ。気づかないはずがない。バルクが声を掛けてきたので、カーテンをめくった。 「なんだよ、これ」 「例の奴がお出ましだ」 「来たか」 バルクが剣の柄を握る。アニムもカードを作り、いつでも出せるようにする。そして、ルイは叫んだ。 「そろそろ、出てきたら?」 「わかったよ、出てきてやるよ」 部屋のドアが開いた。そこには、ルイと同じくらいの年齢の男が入ってくる。 (やっぱり、この世界の私は男だったのね……) ルイはその男をにらんだ。 「昨日は驚いたけど、同族がいたんだ。納得」 「あんたが、リュレイミア?」 「そう。でもできるなら、ルイって呼んでもらえるかな? そっちの方が気に入っているんでね」 「ふーん、今の総統がそう呼んでくれるから?」 「なんで、知ってんだ?」 (なんでって、自分のことだからよ) 「とにかく、あんたのことは知ってるわ。嫌ってほどね」
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