気まぐれ日記
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2004年09月22日(水) 懲りもなく

 「ウォンテッダー」を始めます。また。今回は、合流ってことで。
 パロが好きなんで、自作でパロというのもなんだけど、「本編」として扱いたくない話のつもりです。


 ブロードは、つまらなそうにため息をついた。彼のクセかもしれない。
 「あーあ、つまんねーの」
 修行と称し、ティママンは彼を(立派な魔族にするため)特訓した。しかし、それに付き合ったのはほんの数ヶ月。飽きてしまった彼は、空間を作りそこにティママンを閉じ込めてしまった。
 彼は、すでに立派な魔族だった。(いろんな意味で)
 「そいうえば、あいつら、どうしているかなあ……」

 「かんぱーい!」
 とある酒場で、全員が小瓶を掲げて叫んだ。周りと小瓶同士を打ち付け合ってそれを一気に飲み干した。
 そして、その場にいた全員が、ため息をついた。その中のテーブルに、彼らは座っていた。
 「馬鹿らしいのう……」
 最初にそうもらしたのはアニムだった。フードを目深にかぶっているため表情は見えないが、その言葉は心の底から本音だった。
 「ほんとねえ……」
 うんざりとした顔でルイはつぶやく。あまり元気がない。
 「まったく、何度これやらせるつもりなんだ」
 バルクはイライラとしている。
 「はーい、次。がんばってねウォンテッダーの皆さん」
 ウェイトレスのおばさんは、新たな小瓶を持ってきてテーブルに置いた。
 「それでは、皆さん。お願いします」
 店主が言った。
 皆、無理やり笑顔を作って小瓶を持ち上げた。
 「かんぱーい!」
 小瓶を打ち鳴らして一気に飲み干した。そして、ため息。
 「せめて、酒ならな……」
 バルクが小瓶を床にたたきつけようとしたが、やめた。掃除するのは結局自分だからだ。中身は、ただの水である。
 ルイが無言で立ち上がった。
 「どこへ?」
 「……見りゃわかるわ」
 アニムは尋ねてから気づいた。彼女は店の奥のほうへ入っていった。かれこれ、十回は同じことを続けている。当然行くべきところは分かった。彼女のほかにも、後を追うように店の奥にあるトイレに向かっている同業者がいる。
 「俺は、外いってくる」
 「お主は……」
 バルクだけでなく、何人かが出口に向かっている。
 「俺は宿屋の便所を借りるんだよ」
 「あ、その手もあったのう」
 また、水の入った小瓶がテーブルに置かれる。
 「休憩十分後に再会します。よろしくお願いします」
 店主は泣きそうな声で言った。  


草うららか |MAIL

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