気まぐれ日記
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休みは何か予定を立てないと、何もできないんだなあ、と。 それでも今日は野沢のソフトクリームを食べたので、良しとしよう。
夏目は留守だった。セリナちゃんによれば、もうすぐ戻るということ。そして、先客がいた。 「あら、もしかして、梶元くん?」 「なんで天藤がここにいるんだあ?」 「あなたこそ……」
「お知り合いだったんですか?」 セリナが美幸にアイスコーヒーを差し出した。 「ええ、高校の時のね。ありがと、セリナさん」 「梶元さんは少し待っていてくださいね」 「おう」 「まさか、ここであなたに会えるとは思いませんでした」 「俺もだよ。夏目に何の用だ?」 「打ち合わせ、です」 「打ち合わせ?」 「あら知らないの? 夏目さん、作家さんなんですよ」 梶元は、感心した。バイトだけではなく、こういった商売をしていることに驚いた。 「でも、今時作家なんて、もうからねえだろ」 「ええ、そうよ。私のお給料も微々たる物だけど……でも、儲かるとか売れるとかじゃないんですよ。作家さんは皆そうです」 「そんなもんかあ? まあ、いいや」 「ところで、あなたは?」 「俺は、元バイト仲間だったんだ」 「へえ、働きたくないって言っていたあなたがねえ……」 「なんだよ、俺だって、欲しいものがありゃ、バイトくらいする」 「へえ、何が欲しいんですかあ?」 美幸がそう質問したとき、夏目は帰ってきた。
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