気まぐれ日記
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2004年08月26日(木) 週末は

 今週はゆっくりできそうです。でも、ね……なんか、またお仕事をかかえそうです。(全く人をなんだとおもってんだか)

 
 「へえ、そうなんですか?」
 井上のもとへ、セリナのメンテに呼ばれた。夏目がまだ女のままだったので彼は驚いていた。
 「もう、一ヶ月はたったね」
 「長いですね。僕は華やかでいいと思うんですが……。このとおり男ばかりの職場だからね」
 「……」
 「気を悪くしないでください。冗談ですから」
 そんな話をしているとセリナがメンテナンス室からでてくる。
 「お待たせしました」
 晴れ晴れとした表情でセリナが言う。
 「メンテを受けると調子がいいです」
 半分は妖精である彼女がメンテを受けることによって何故、調子が良くなるのか分からないが、半分はやはりアンドロイドだからだろう。
 「異常はなさそうだね。セリナ」
 「はい」
 「じゃあ、後は運動能力のテストだからいつものところへ行ってくれ」
 「はい」
 「俺も行くよ」
 テストは簡単な体操をしてその動きで鈍いところがないか、とチェックする。見ていても差し支えはない。
 「ところで、井上さん」
 歩きながら夏目は井上に尋ねた。
 「コンゴウがクイーンに吸収されるって本当?」
 「それ、どこで聞いたの? 真偽はともかく業界では噂だね」
 向かいから井村の姿が見えた。
 「よう、井村」
 「井上。ああ、お客さんが一緒か? それとも新しいドール?」
 夏目は、少し考えた。そして、すぐに自分の姿を思い出した。井村はこの姿を知らない。
 「何言ってるんだい……夏目さんだよ」
 「……井上こそどうかしてんぞ。しかも、なぜかセリナが一緒だし」
 「話がややこしくなるから、今度ゆっくり説明します」
 夏目は二人の間に入って井村に言った。
 しかし、井村が思い出したように言う。
 「それが、夏目さんの秘密だったんだ」 


草うららか |MAIL

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