気まぐれ日記
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2004年05月22日(土) 今日で終了か?

 なんかいろいろ書きたいんだけど、書けずにいるし……。フレクアとゼデューの話もう少し続けたい気持ちもあるし……。明日はちょっと休んで月曜日まで考えます。

 「ひゃあっ!」
 身体ががくんと落ちる感覚で短い悲鳴をあげた。
 「フレクアさん!」
 ゼデューが手を伸ばしてフレクアの腕を掴んだ。
 「ゼデュー!」
 「今、引き上げます」
 フレクアを引っ張り上げ、ゼデューが床に腰を下ろした。長いため息をつく。
 「ゼデュー、あなた……。いえ、まずは、どうもありがとう」
 「どういたしまして。よかった。でも、ぼくも心臓止まるかと思いましたよ。高いとこはやっぱり苦手です。さっさとここから出ましょう」
 「そうね」
 ゼデューは、持っていた剣をフレクアに返す。
 「これ、重いですね。腕悪くしませんか?」
 「うん。でも、少し重い方がいいの」
 猫を抱き上げ、二人は見晴台から出た。
 
 ゼデューは、フレクアを片手で持ち上げた。もう片方の手は剣を持ったままだった。律儀だったのか、ただ離すことに気がついてなかったのか……。どちらにせよ、フレクアを片手で引き上げたのだ。

 なんだかんだ言っても、実はすごいのねゼデュー……。
 「火事場の馬鹿力だったりして……」
 「? なんですか?」
 「いいえ、なんでもない」
 二人は再び、この屋敷の娘を訪ねた。
 「ほお、よく見つけてくれた」
 居場所を聞いて、少女はうなずいた。
 「さっそく依頼料を。相場より多く出すと言いたいところだが、依頼料はわらわの小遣いなのだ。箔はつけられない」
 「いいんです、そんなこと。見つかってよかったですね」
 「そうです。お嬢様、ちょっとお願いがあるんですが……」
 フレクアがそっと耳打ちした。
 「なんだ、そんなことか?」

 猫を抱いた少女は少女らしい笑顔をしていた。よほど可愛がっているようである。
 「世話になった。本当にありがとう」
 「どういたしまして」
 「こんなにいただいて、よろしいんですか?」
 「構わぬ。ちょうど宣伝にもなるし」
 フレクアは大量のお菓子を少女からもらってきた。大きな袋を抱えている。
 「フレクアさん、よかったですね」
 「ええ、ちょっと幸せ」
 路銀も少し余裕が出来た。
 「次はどこへ行きます?」
 「今度はちゃんと修行したい」
 「じゃあ、今度は牛を探しましょう」
 「牛っ?」
 「また、依頼がはってあったんです。今度は外で走らなければなりませんから、相当修行になると思いますよ」
 「……」
 フレクアは返事せずに宿へ向かった。


草うららか |MAIL

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