気まぐれ日記
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なんかいろいろ書きたいんだけど、書けずにいるし……。フレクアとゼデューの話もう少し続けたい気持ちもあるし……。明日はちょっと休んで月曜日まで考えます。
「ひゃあっ!」 身体ががくんと落ちる感覚で短い悲鳴をあげた。 「フレクアさん!」 ゼデューが手を伸ばしてフレクアの腕を掴んだ。 「ゼデュー!」 「今、引き上げます」 フレクアを引っ張り上げ、ゼデューが床に腰を下ろした。長いため息をつく。 「ゼデュー、あなた……。いえ、まずは、どうもありがとう」 「どういたしまして。よかった。でも、ぼくも心臓止まるかと思いましたよ。高いとこはやっぱり苦手です。さっさとここから出ましょう」 「そうね」 ゼデューは、持っていた剣をフレクアに返す。 「これ、重いですね。腕悪くしませんか?」 「うん。でも、少し重い方がいいの」 猫を抱き上げ、二人は見晴台から出た。 ゼデューは、フレクアを片手で持ち上げた。もう片方の手は剣を持ったままだった。律儀だったのか、ただ離すことに気がついてなかったのか……。どちらにせよ、フレクアを片手で引き上げたのだ。
なんだかんだ言っても、実はすごいのねゼデュー……。 「火事場の馬鹿力だったりして……」 「? なんですか?」 「いいえ、なんでもない」 二人は再び、この屋敷の娘を訪ねた。 「ほお、よく見つけてくれた」 居場所を聞いて、少女はうなずいた。 「さっそく依頼料を。相場より多く出すと言いたいところだが、依頼料はわらわの小遣いなのだ。箔はつけられない」 「いいんです、そんなこと。見つかってよかったですね」 「そうです。お嬢様、ちょっとお願いがあるんですが……」 フレクアがそっと耳打ちした。 「なんだ、そんなことか?」
猫を抱いた少女は少女らしい笑顔をしていた。よほど可愛がっているようである。 「世話になった。本当にありがとう」 「どういたしまして」 「こんなにいただいて、よろしいんですか?」 「構わぬ。ちょうど宣伝にもなるし」 フレクアは大量のお菓子を少女からもらってきた。大きな袋を抱えている。 「フレクアさん、よかったですね」 「ええ、ちょっと幸せ」 路銀も少し余裕が出来た。 「次はどこへ行きます?」 「今度はちゃんと修行したい」 「じゃあ、今度は牛を探しましょう」 「牛っ?」 「また、依頼がはってあったんです。今度は外で走らなければなりませんから、相当修行になると思いますよ」 「……」 フレクアは返事せずに宿へ向かった。
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