気まぐれ日記
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なんだか、疲れた。頭洗って寝たいです。はふうー。今朝、友人に出そうと思った手紙を家に忘れてしまった。結局明日出すことに……。
なんだか書く気にもなれないんですが、今日はどうしましょうか?
んーとえーと……。 「フレクアさん、あれが妖精主の大陸ですよ」 長い船旅でやや疲れを感じながらフレクアは初めての大陸を眼にした。 「へえ〜」 ゼデューが指差す方には港が見えている。 ひょんなことから出会った二人。旅は道連れで二人は一緒に旅をしていた。フレクアは武者修行の旅。ゼデューは神殿主見習いを首にされ、特に当てもなくさまよっているような状態。 今は落ち着いている彼だが、一度喧嘩が始まると自分が行って暴れるという困った性格で、それを止めるのがフレクアだった。この船に乗って、三回はそれが起きている。で、フレクアが彼を殴って止めて「あんた、本当に聖職者だったの?」と言って終わる。落ち着くと彼は聖職者振りを発し、喧嘩していた人をなだめようとするが、大概ゼデューが伸ばした後で誰も説法なぞ聞いていない。二回目からはフレクアが彼を引きずって退却している。 「あれが、ミレンディの港です。ブランディがおいしいんですよ」 「ふ〜ん」 ゼデューはそう言ったが、彼女にとってはブランディはどうでも良かった。何かおいしいお菓子があるのかないのか……それが気になっていた。 港に着くと、まずは宿を探した。路銀が少ないので安い宿を探し、路銀を得るためにウォンデッターの仕事を探すことにした。それも武者修行の一環である。まずは酒場で情報収集だと、ゼデューを連れて入る。時間も夕方とお手ごろ。それでもフレクアのような子供が入ると冷やかされてしまい、ゼデューは必要不可欠だった。 「あの、なんか仕事ありますか? なんでもいいんですけど」 「ああ? ひょろいガキ連れの兄ちゃんが仕事か? ウォンテッダーの?」 ゼデューが声がけたのはすぐ近くにいた剣士風の男だった。 「ええ、だから簡単なのを一つ」 「んじゃ、これだ」 張り紙を指差す。そこには『猫をさがしてます。名前はドーナ』という依頼だった。 「はあ、迷い猫の……」 「ちょっと、人を馬鹿にするのもいい加減に……」 「まあまあ」 フレクアが怒り出すのをゼデューが止めた。まだ彼は落ち着いているらしい。 「見つけてあげるのもいいかもしれません。何しろ、依頼者の笑顔を作ることになりますから」 「首聖職者が何を言うのよ」 「これも、武者修行の一環ですよ。人の笑顔ほど大切なものはありません」 この間は、『人に親切にすること』だった。その前は『人を救うこと』だった。やはり、聖職者首である。 「それよりも、嬢ちゃん。少々ガキだが物好きにはいいかもしれん。身を売った方が金になるぜ」 「なんですって! なんて失礼なっ!」 「おお、やるかい嬢ちゃん? その剣はおしゃれじゃねえのか?」 腹は立ったが、それでも彼女は剣に手を添えなかった。向こうは単にからかっているだけである。 「行きましょう、ゼデュー。用は済みましたわ……」 フレクアが店の扉に向かったそのとき、喧嘩が起きた。
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