気まぐれ日記
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急いで読むのがもったいない気がします。でも、読まずにはいられない。今、そんな気分。やっと、読み終わりなので。でも今夜読破するつもり。
セアレは運命神とは違う飄々しさの魔族である。今回魔帝に呼ばれてきてはいるものの、どこか抜けたような声で言った。 「何か御用ですか?」 「お主に管理人代理を頼む。カルストラの代わりに……」 「はあ。じゃあ、バイトしててもいいですね」 「バイト? また何を買うつもりでいる?」 「えーと、あの世界ならミレンディ産のブランディをちょっと」 「なるべくスノムウェインの近くにいて欲しい」 「……そうですか」 「しかし、代理を頼んでおるのにバイトとは何事だ?」 「だって、あの方はいつも寝ていらしているでしょ? だったらバイトしている方がましでしょ?」 「……確かに。つーか、カルストラめ、サボって毎日寝ているのか」 「あーあ、魔族なんてうまくないのに。場合によっては消滅してもいいんですね、スノムウェインは」 「そうだ」 セアレは目を細めて(もともと細いが)笑った。しかし、すぐに表情を曇らせる。 「あー、まずいの、想像しちゃうなー」 「お主の好きなものは、なんだっけ?」 「人間の感情」 魔帝は知ってるが、確認のため聞いた。再認識のため。 「では、今回はエルフと悪魔と人間と、元人間で今は魔族の感情を食えるぞ」 「……どうやったらそんな交友関係ができるんですか?」 セアレはあきれながらも、果たしてエルフは感情までまずいか? と思っている。 「すべては、偶然。なるようになっているのだ」 魔帝は、先ほどまで運命神が立っていた位置をにらんでつぶやいた。
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