気まぐれ日記
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2004年02月21日(土) さてと、やりますか

 急いでいます。

 「右手が戻った」
 魔帝は自分の右手を見るのは初めてだった。人間同様手のしわの刻まれ方は左と違っている。
 「お前、悔しいか? 全力を出しても、あのスノムウェインは消滅しなかったんだぞ」
 右手はなにも答えない。
 「魔帝、どうだ? 自分の本当の右腕は」
 目の前に、黒髪の男が立っている。つかみ所のない飄々とした男だった。
 「つまらんことを聞くな。早くもとに戻したらどうだ?」
 「その腕に力が戻らない限り駄目だ。しばらく腕だけ療養しろ」
 「わかった。酒をたっぷり飲めばいいんだな」
 「方法は任せる」
 「そうだな、こやつの代わりといってはなんだが、管理人代理を立てねばならん。あの人間たちをわし等の都合で巻き込んではならんしな」
 「私が行こうか?」
 その男の言葉に魔帝は震えた。
 「主が行ってどうすんじゃあー!!」
 そして、叫んだ。続ける。
 「運命新であるお主が……て、いうかお主が行ったところで向こうは大混乱じゃ! その件についてはセアレに頼んである」
 「冗談だ。面倒なことはしない」
 「……」
 男、運命神は去って行った。


草うららか |MAIL

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