気まぐれ日記
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| 2004年01月22日(木) |
寒いには寒いんですが |
地元より、ずっと南にあるのに吹雪に見舞われている町がある。こっちは雪国とか北国なのに雪もなくスリップ事故もない……。どうなっているのやら。
ケインさんも例外ではなく、この問題に頭を抱えていた。雌鳥のフライの卵は質がよく、村人にも評判である。風邪を引いた時など、この卵と酒で作る玉子酒は、即効性風邪薬よりも効果がある、といわれる。半ばあきれながらアニムはそれを聞いていた。 「これが、フライです」 家の隣にある鳥小屋で、ただの雌鳥をケインは紹介した。 「雌鳥はこれが一羽か?」 「はい、他のは、寿命が来てしまって……。今はこれ一羽です」 「ふーん」 バルクは暗い中でおとなしくしている雌鳥を見る。やはり普通の雌鳥である。 「今夜はここで張り込むことになるが、かまわんか?」 「もちろんです。何か必要なものがありましたらおっしゃってください」 ケインさんには家に戻ってもらい、アニムたちは交代で鶏の番をする。鳥小屋にしてはきれいだった。掃除してくれたのだろう。毛布と敷物、ランプなどが用意されてあった。 夜が更け、明け方までは何もなかった。 ルイはうつらうつらしながら雌鳥を見ていた。
「こっけこっこー!!」
一番鳥が鳴く。ルイははっと目覚めた。そしてアニムもバルクも。 雌鳥のフライは生きている。動いていた。 「何もおきなかったようだの」 「そうね」 「よかった、な」 拍子抜けた三人は表に出ようとした。 「大変だ! ハットさんとこのアヒルのピッタちゃんが!」 「……見当違いのようだの」 三人は、ため息をついた。
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