気まぐれ日記
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2003年12月15日(月) 金曜日の夕刊にて

 漫画のコラムニストが鋼の錬金術師の紹介をしてました。
 アニメ化になり、コミックが十万部単位から百万部単位になったんですね。すごい!そこまでになったのは、作品の魅力はもちろん、スクウェア・エニックスの宣伝力がある、と載っていました。確かに。
 地方紙ですが、この部分は全国共通だと思うので、見逃した方は読み返してみては? 『雑賀義由の眼』という項目です。

 石の投げ方を教えると、イーリスはそれにしたがって投げる。五回ほどでうまくなり、二度ほどはねるようになった。それで、子供のように喜んだ。 「で、お前。なんでこんなとこに?」
 「神殿主ヴィデスに呼ばれただけ」
 「ふーん」
 「話があるって」
 「ふうん……」
 って、お前と話をして会話が成立すんのか? という言葉は胸にしまっていおいた。
 「俺、行くよ」
 「ああ」
 イーリスが最後にもう一度石を投げる。三度はねて沈むのを見ると、満足そうに去っていった。
 「俺も、行くか」

 「ねえ、アニム」
 「んー?」
 アニムは食べ放題コースのケーキを選んでいた。もちろん、ルイと一緒だった。
 「ブロードさあ、カルミアと一緒にいたりして」
 チョコレートケーキを二つとって皿に載せた。
 「それは、ないだろう。ばれたら刑罰があるからのう」
 「そんなに厳しいの?」
 「そうだ。今はどうか知らんが、巫女は神の妻だからのう」
 「つまり、神さまの奥さん?」
 「そういうことだ。巫女になるとは、神の妻となる。ということだ」
 アニムはレアチーズケーキを皿に載せる。適当なテーブルについて、二人はケーキをつつき始める。
 「まさに、禁断の恋よね」
 「楽しそうだの、ルイ」
 「人の恋は蜜の味」
 それをいうなら、人の不幸ではないのか、とアニムは思ったが、どちらも同じだと彼は思った。とにかく、人が思い悩む姿は他人にとっては、そんなものだろう、と。
 「それに、あたしは応援するよ。だって悪魔だからね」
 それが、なんの関係があるのかわからないが、アニムは適当にうなずいた。
 「ねえ、今度はデザートの方もたべようよ」
 「そうだのう」
 その前に、アニムたちは紅茶を一杯飲んだ。苦い紅茶だった。

 *ちなみに、HPにいけるようになりました↓(何を今更)

 


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