気まぐれ日記
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やったよ! これでボイドさんと契約できるよ! って、本物の競馬はいまだやったことありません。街に競馬場があるのに。
「とは、いえ。巫女は恋愛などしてはいけない。もちろん結婚も不可だ」 グオンは言った。笑いをこらえていたが。 夕食中、ルイが軽い口調でばらしたため、ブロードは顔を背けて膨れている。食事のペースは早い。やけ食いである。 「なかには巫女を辞める者もいるが、カルミアは次期神殿主だから、それもない」 国王が言う。 「じゃあ、男の人はいいの?」 「ああ、あれは後継者を養子にするのが、慣わしだから。今の神殿主、ハングドがカルミアを後継者に選んだから、父親になっただけだ。ハングドはもちろん結婚などしてない」 「ふうん」 ルイがちょっと複雑な表情をする。 「それが、この国の巫女の姿だが……」 「まったく、くだらない」 イーリスがつぶやいた。国王が見るが、そのときには黙々と料理を口に運んでいる。 「変えることはできる。よっぽどの暴君でなければできないけれどね」 国王がそう言って続ける。 「ねえ、王様。ちょっと暴君になって、巫女制度の見直しを考えてみない?」 「いやあ、無理だね。そうなると巫女全員を殺さなくてはならない」 「なんで?」 「新しい制度にするのであれば古い制度をすべて排除しなければならない。何代か前の王がそんな法にしちゃったんだ」 「……それが、くだらない」 と、イーリス。 「その法を変えることはできないわけ?」 「できたら苦労しないね」 「この国で巫女になるには、かなりの覚悟が必要なのです」 グオンが話を締めくくる。 「さて、バルク。せっかく来たんだ。取っておきのワインでもあけよう」 国王がうれしそうに言う。 「この間、空けました。国王」 「あれ、そうだっけ?」 「ええ、王妃と喧嘩して仲直りするために」 「……」 「どうしますか、国王?」 「うーんと……」 「普段の出します」 「そうしてくれ」 「気を使わせちまったなあ。俺はなんでもいいぜ」 バルクがうれしそうに言った。 「それじゃ、俺は」 イーリスが立ち上がった。 「案内するよ」 客室まで案内すると言っている。バルクを除いた三人はイーリスについて行く。 「ビアソーイダ城とまでいかないが、けっこう古い城だな」 「うん」 ブロードの問いにイーリスがうなずく。 「ビアソーイダの客室の番号って、素数だったけど、ここのは……番号もないか」 ブロードのつぶやきにイーリスが答えた。 「ビアソーイダ城は魔族が作ったとされる城。だから良くわからない部分が多いんだ」
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