気まぐれ日記
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2003年11月10日(月) モスさま

 ごめんなさい。今日は半日いました。ハヤシライスバーガーうまかったです。夕食メニュー初めて食べました。うまかったです。

 「ザック=ルハーン……。奴なら郊外にいる」
 国王は即答する。
 「つい最近、オークションに参加しないかと誘われたが、うちは厳しいぞっと言ったら、中止すると後日きた」
 これは、国王は来るなと言っている。国王が来ると困る品物があるということだ。
 「で、そのオークションとやらはいつだ?」
 アニムが、聞く。少し、緊張した声で。
 「明日だったな。明日の夜」
 バルクがアニムを見た。アニムもバルクを見る。
 「ちょうど、いいのう。バルク」
 「ああ、絶好だぜ」
 休養も取って英気の養った二人はにんまりとした。
 「兄貴、もし、奴らが違法な取引をしていたら、ウォンテッドしてもいいな。更に、賞金も出るよな」
 「もちろんだ。いっちょ頼む」
 「おう!」
 二人はビールを注ぎ合い乾杯をする。
 「ヒーガル、ちょっと頼みがある」
 だいぶ、飲んだ後、皆が部屋に戻ったころに国王が言った。
 「なんだよ?」
 「フレクアに稽古をつけて欲しい。一回でいいんだ」
 「なんで?」
 「一応、お前、俺たち兄弟の中で一番だったんだ。それを話したらフレクアが手合わせをしたいってな。加減はいらん。少し思い知らせることができたらそれでいい」
 「つまり、負けたことがないんだな」
 「そうだ。ヘネシーがいいんだが、あいつは帰ってこんからな。父親は駄目だ。どうしても加減してしまう」
 「親バカだなあ」
 「トルフレには加減はしないのだがな」
 「……娘にはできないか」
 「そういうことだ」
 「わかったよ。泣きついてくるだけやるぜ」
 その日最後の乾杯をして、一気に飲み干す。二人同時にグラスを置いた。


草うららか |MAIL

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