気まぐれ日記
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ごめんなさい。今日は半日いました。ハヤシライスバーガーうまかったです。夕食メニュー初めて食べました。うまかったです。
「ザック=ルハーン……。奴なら郊外にいる」 国王は即答する。 「つい最近、オークションに参加しないかと誘われたが、うちは厳しいぞっと言ったら、中止すると後日きた」 これは、国王は来るなと言っている。国王が来ると困る品物があるということだ。 「で、そのオークションとやらはいつだ?」 アニムが、聞く。少し、緊張した声で。 「明日だったな。明日の夜」 バルクがアニムを見た。アニムもバルクを見る。 「ちょうど、いいのう。バルク」 「ああ、絶好だぜ」 休養も取って英気の養った二人はにんまりとした。 「兄貴、もし、奴らが違法な取引をしていたら、ウォンテッドしてもいいな。更に、賞金も出るよな」 「もちろんだ。いっちょ頼む」 「おう!」 二人はビールを注ぎ合い乾杯をする。 「ヒーガル、ちょっと頼みがある」 だいぶ、飲んだ後、皆が部屋に戻ったころに国王が言った。 「なんだよ?」 「フレクアに稽古をつけて欲しい。一回でいいんだ」 「なんで?」 「一応、お前、俺たち兄弟の中で一番だったんだ。それを話したらフレクアが手合わせをしたいってな。加減はいらん。少し思い知らせることができたらそれでいい」 「つまり、負けたことがないんだな」 「そうだ。ヘネシーがいいんだが、あいつは帰ってこんからな。父親は駄目だ。どうしても加減してしまう」 「親バカだなあ」 「トルフレには加減はしないのだがな」 「……娘にはできないか」 「そういうことだ」 「わかったよ。泣きついてくるだけやるぜ」 その日最後の乾杯をして、一気に飲み干す。二人同時にグラスを置いた。
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