「ぶらんこ乗り/いしいしんじ」(新潮文庫)。 読んでいる最中も読了直後も、この本に出会わなければ感じられない気分に浸りました。 高校生の姉が、今はいない弟(生きているのかどうなのかわからない)のことを回想するという話。 もの悲しくもきらきらと美しいものが漂う不思議な物語でした。 この人の小説は初めてでしたが、これからも読んでいきたいです。 今は同氏の「麦ふみクーツェ」を読んでいます。