| 2004年11月08日(月) |
素敵な本 A Hirosi Mori Book |
素敵、という言葉をよく見ていて、なぜ<敵>の字が使われているのかが気になった。 それを踏まえて考えると、素敵だな、と思うものほど、自分に関係ないもの、自分ではないものである気がする。 反対に共感できるものは、自分に近いものである。 そうか、素敵なものって、まさに<敵>なのかもしれない。 素敵なものを手に入れたくなったら、自分のものにしたくなったらどうすればいいのか? 実際、そういうものに限って、手に入れにくい。 だって、少なくとも初めは<敵>なのだから・・・。
今日、小説家森博嗣の最新作を購入した。 といっても小説ではない。 絵本である。 森氏はターゲットを自由に変えられるフットワークの軽い人だなと変なところに感動。 いや、内容自体にも感動した。 こういう絵本が今まで、特に日本であっただろうか。 少なくともあまりなかったように思う。 と、絵本なんてほとんど読んだことないのに適当に言ってしまったが、(本当は言っていない。打っている)、たぶんそうに違いない。 森氏にとっても自らが画と文を担当した本は初めてで、今までにないタイプの彼の作品である。 大人から子供まで入っていけそうなこの絵本、気になった方は一度手にとってみてください。 誰かに読んだりプレゼントするのにもいい本だと思います。
それにしても日本人ってあまり大人になってから絵本を読まないイメージがある。 僕は反対に大人になってから興味を持ったのだが。
最後に、もろにその絵本から影響を受けた詩を。
「孤独が好き」 孤独って寂しいイメージがある 誰かの温もりが欲しいと思うときがある 温もりってなんだ 言葉ではそんな曖昧な表現にしかならないけれど イメージの中ではしっかりとしたそれがある それを突然手に入れたくなるとき 僕は孤独だ だけど 何度それを手に入れたと思っても 次から次へと孤独は僕を襲う まるで この世にまだ僕の知らない 限りない温もりがあることを知らせるかのように だから僕は 孤独が好き
―END―
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