田中:どーも! 太田:いやいや… 田中:今日はようこそおいでくださいました 太田:まあね、一ヶ月の昼食代を削ってわざわざ来て頂いて… 田中:いや何でそんな、みんなギリギリの生活をしてるっていうふうに思ってるんだよ!失礼だろ 太田:いやー 田中:でもね、そうですよ、わざわざチケット代を払ってね、来て下さってるんだから感謝しなきゃいけない…ホントにありがとうございます、みなさん! 太田:いえいえ 田中:なんでお前が「いえいえ」なんだよ!出演者がチケット代払うわけねーだろ! 太田:まあね 田中:「まあね」じゃないよ!それにしてももう師走に入って年末がやってきますね、もうすぐ… 太田:もうすぐクリスマスだね 田中:ホントにね、早いもんだねー 太田:もうそろそろサンタさんにハガキを出さなくっちゃね 田中:まだ信じてるのかよ!んなわけねーだろ!でもね、子供の頃は僕らも信じてましたよね 太田:まあね。手紙もちゃんと出したりしてね。「お父さん今年はサッカーボールが…」 田中:知ってんじゃねーかよ!お父さんショックだよ!!でもね、僕なんかは定番のね、靴下なんかを枕元の近くに置いたりしてましたよ 太田:ほお 田中:それで靴下が大きいと、それだけ大きなプレゼントを入れてくれるんだと思って母親にね、大きな靴下をつくってもらったりしましたよ 太田:丁度お前がすっぽり入るくらいのな 田中:そんな大きかないよ!いくらなんでも… 太田:でもって翌朝その靴下に入ってたプレゼントがお前と同じくらいの高さでさ、ショックだったんだろ? 田中:それ嬉しいんだか悲しいんだかわかんないよ! 太田:はっはっは 田中:身長ほどは大きくないけどね、まあ大きめのその靴下にね、サンタさんっていうかホントは親父なんだけどさ、親父がまたちっちゃなプレゼントを入れたんだよ 太田:大は小を兼ねるっていうからな 田中:それはいい意味合いの慣用句だろ!大きいプレゼントをこちらとしては期待してるわけだからさ、悲しかったんだよね… 太田:身分不相応な大きいプレゼントなんか頼むからだよ! 田中:なんだよ身分不相応って。どうせ身長が低いからってそう言ってるんだろ 太田:その通り 田中:やっぱりな。でもね、大きさはそんなになかったんだけどね、やっぱり大きさで判断しちゃいけないと思いましたよ 太田:お前のことを? 田中:違うよ! 太田:お前なんて中身も詰まっちゃいないけどな 田中:うるせえ!!…プレゼントのことだよ!でね、そのプレゼントが小さかったんだけどね、結構子供の頃の僕にとってはそれが嬉しいプレゼントでね… 太田:あぁ、小さいビッグライトね 田中:ドラえもんの道具かよ! 太田:「へぇぇ、こんな小さいライトなのにこれで大きくなれるんだね」ってね… 田中:どうしてもお前は俺の身長に絡ませたいのかよ!でね、まあその小さいプレゼントってのはね… 太田:えぇ 田中:なんか金色の時計だったんですけどね、それが… 太田:子供の頃のお前がなんで時計が必要だったんだよ! 田中:いや、金色でピカピカしてて綺麗だなと思ってただけなんだけどね… 太田:お前が時間をはかるっていうよりもお前は他人に<はかられてた>んだろ! 田中:なんだよわかりにくい言い回しで。<はかられてた>って何がだよ!?どうせ身長のことだろ? 太田:いや、いじめに遭ってたっていう意味の<はかられてた>っていうことだよ 田中:いじめられてはないよ。というか反対に僕は結構小学校の頃も人気者だったよ 太田:自分で言ってりゃ世話ねーぜ 田中:まあな(笑)それにしても僕のことはもういいとして… 太田:なんだよ、いいとしてって? 田中:いやもうね、僕がサンタさんにもらったプレゼントの話はもういいとしてですね… 太田:ああ… 田中:太田さんはどんなプレゼントを… 太田:俺はね、むしろ随分小さい頃からサンタが親父だってこと知ってたからね… 田中:太田さんらしいですね 太田:親父が24日の夜中に部屋に入ってくるでしょ?で俺も靴下は用意してたんだけどね、その靴下の中にサンタさんへのプレゼントを俺は入れてたよ 田中:随分サンタさん思いの子供ですね 太田:で、そのプレゼントってのは手紙なんだけどね… 田中:あぁ、「一晩で色んな家の子供達にプレゼントを配らないといけなくて大変ですね」とか労いのメッセージなんかを書いたらさ… 太田:ああ… 田中:「あ、この子は優しい子なんだな」って親父さんも感動するだろうね 太田:だけどね、俺は「本当はサンタさんってお父さんでしょ」って書いてね… 田中:ぜんぜんプレゼントでもなんでもねーじゃねーかよ! 太田:でさ、翌日の25日の朝に親父が「光、いつからお父さんがサンタさんやってるって知ってたんだ?」ってね 田中:えぇえぇ 太田:で俺が「え、ホントにサンタさんってお父さんだったの?」って聞いてさ… 田中:カマかけたのかよ!嫌な子供だねー 太田:そしたら親父がドキッとした表情してね、で俺が「いや、友達がサンタさんなんてみんなそのうちのお父さんがやるんだぜって言ってたから僕は違うと思っててサンタさんにお父さんなの?って聞いたんだよ」って言ってね… 田中:はいはい 太田:誤魔化したんだよね 田中:なんだよ悪知恵のある子供だな。でもお父さんも「違う」って言い通せば良かったのにね 太田:んーでもこれで毎年子供にバレない様にサンタの格好してプレゼントあげなくちゃいけないっていうプレッシャーから逃れさせてあげるっていうプレゼントをしてあげられて良かったなーって思ったもんだよ 田中:なんだよそりゃ! 太田:子供心にね 田中:どんな子供だよ!もういいよ!!
―END―
ついしん この漫才はダーZオリジナルのものでございます。
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