「ナイン・ストーリーズ/サリンジャーよりの名言」 事実がはっきり分るのはいつも遅きに失するのが通例だけれど、「喜び」と「仕合わせ」の最も著しい違いは「仕合わせ」は固体であるに反し、「喜び」は液体だということだ。
なんとも感覚的に通じる表現でした。
「同じく、ナイン・ストーリーズ/サリンジャーよりの名言」 「オレンジの皮が浮いてるのが面白いんじゃない」と、テディは言った「オレンジの皮があそこにあるのをぼくが知ってるってことが面白いんだ。もしもぼくがあれを見なかったら、ぼくはあれがあそこにあることを知らないわけだ。そしてもしもあれがあそこにあることを知らなければ、そもそもオレンジの皮ってものが存在するということさえ言えなくなるはずだ。こいつは絶好の、完璧な例だな、物の存在を―」
たまに、僕が思うことに似てる発想なのでビックリしました。 僕は、大学のある授業をきっかけにそういうこと(見えないものは存在しないのか?など・・・)を考えたのだけれど。 これは、「ナイン・ストーリーズ」という短編集の「テディ」という短編に載っているものだが、テディというのは十歳の設定だ。 十歳が自力でそんなことを考えていたら凄い。 何かの本でそういう考えを知って、それをきっかけに考えるようになったのだとしても、早熟だろう。 たまにそういう子はいるのかもしれない。
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