テレビに映るはタレント今田耕二のマンション内の様子。 白を基調としたその空間の広がりには異常なまでに(男の1人暮らしとは思えないほどに)一切の整理が施されていた。 少しの歪みも許さないような、無駄のない空間。 ソファ、テーブル、テレビ、ピアノといったリビングにはまり過ぎているくらいの それらのものは、まるで半永久的にそこから動くことがないかのよう。 きっと、キチンキチンとモノを整理し配置することをストイックなまでの心理を伴って行うのであろう。 1人そういった作業を行う彼を想像するだけで、なぜか胸がすっとするのはなぜだろうか?
マイナスイオンとはよく聞く。 まるで流行語のようなものであろう。 アゴヒゲアザラシのたまちゃんと何ら変わりのないような、そういった印象さえ受ける。 マイナスイオンと聞くと、それがさも良さそうなものだろうと僕らは認識している。 どうやらマイナスイオンを吹き付けるようなスプレー缶なども発売されているらしい。 体に良さそうな、どことなく精神的に落ち着くかのようなイメージのあるこの言葉の指し示すものは一体何様のつもりなのだろうか? 落ち着くのはいいが、そうすることにしか頭がないように思えるのは気のせいだろうか? 人は苛立ち、ストレスといったようなものをうまく扱う術を忘れてしまっているように思う。 つまりユーモア精神が現代には足りない、と。 ストレスは必ず付きまとうものだが、それを跳ね返そうとする手段として流行を追うというのはつまらないことではないか? どれくらいの人がマイナスイオンの実体を知っているのだろうか? 何か現代人というのは流され過ぎではなかろうか? 皆がせっせと体にマイナスイオンを吹き付けている様を思い浮かべると、それがなにか一種の悪い宗教のようなものに思える。 宗教が悪いわけではないが、宗教が人を束縛するのでは何も意味がない。 そういった意味で、皆が(というわけではないにしろ、そういう風潮があることに関して言えば)マイナスイオンに救いを求めていては、ますます人類の未来に将来はないと思う。 それでもマイナスイオンが気になるならば、それについて知る事が必要である。
また、マイナスイオンを体にまとわりつかせることによって精神的に落ち着くことはいいのかもしれないが、マインスイオンなどというものが流行っているこの世の中そのものは異常だ。 皆、もっとそっちの現象のことを取り上げるべきだ。(マイナスイオンが流行ることによる生産性は期待できない。) 人間が今まで自然環境を破壊してきたことによる被りをそしてリスクを簡単に考え過ぎる傾向がある。 マイナスイオンに取り付かれている人達は、今自分がどのような環境下に身を置いているかを考えているのだろうか? 自然との共存以前の問題として、今のような現代の環境下でどう生きていくのかを考えることを怠っていては人類は滅亡に向かっていくだろう。
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