記憶の栞
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2004年09月22日(水) 旦那様帰国。

おおよそ、1ヶ月半ぶりでしょうか。
中国からご帰還されました。

正直言って、帰ってくると聞いてもあまり嬉しくなかったんです。
それを周りの人に言えば、「嫌いなん?」という
当然の質問が帰ってくるんですけれども。
少し違うんです。
自分にセーブをかけて喜ばないように、あえてしてるんです。

今日帰国だと言われても、今日中には会えないだろうと思ってました。
案の定、翌日の三時くらいに帰宅してきました。
眠れなくて、結局ずっと起きて待っていたのですが
旦那様から見れば、夫の帰宅を待って真夜中まで起きている妻というのは
鬱陶しく思えるのかもしれないと、思うことがあります。
先に寝ていれば、気兼ねなく残業できるだろうし。
帰宅をずっと待ってるなんて、気が気ではないでしょうから。
まだこれでもマシになったほうです。多分。
前は、ご飯も食べずに待ってました。
ただ、一緒に食事がしたかっただけです。
寝ないで起きてるのも、ただ一緒に話がしたいだけ。
私の一方的な理由です。

久しぶりに会った、旦那様はまた痩せてました。
過酷な労働のせいだろう。見ていて、つらい。
夜遅かったので、あまり、話らしい話をせずに就寝。
中国でどんなことがあったのか、
どんな仕事をして、どんな生活をしていたのか
聞いてみたいとは思ってるのですが…。
何分、疲れきった様子だったので、話はできませんでした。

翌朝、旦那様は用事があって、早くにでかけました。
夜には来るだろうと思ってたので、晩御飯を作って待ってましたが。
22時ちかくになっても帰ってこない。
電話をしたら、友達とみんなで食事してるようでした。
出かけに「遅くなる」とは聞いてたけれど、
「食事をしてくる」なんて聞いてない。
絶対的なコミュニケーションが不足してるんだってことに
何故気が付かないんだろう。
傍にいれば、何もかも察して理解できるなんて、
そんなことあるわけないのに。

またも真夜中に帰ってきた、旦那様。
ほとんど話をせず、就寝。

翌朝、私も、旦那様も仕事なので
ほとんど話しはできず、家を出る。
また、真夜中に帰って来る。
疲れきっているので、会話はほとんどできない。

翌朝、疲れきった表情の旦那様を送り出す。
しんどいらしいので、何を言っても生返事。
また真夜中に帰宅。

そんなことの繰り返し。
こんなことってあるのだろうか、夫婦なのに。
ほとんど、何の会話もないなんて。

無事帰国してよかったとは思うけれども、
帰国しても、帰国しなくても
同じような気がする。
あの人の生活の中に私は存在できない。
できることは、食事を作って、待ってることだけ。

いつも、どこかで、諦めてる。
帰ってこない。
今日も遅い。
話し掛けてこない。
そのうち、また、海外へいってしまう。
先回りして、諦める。
自分がその方が楽だから。
逃げてるんだと分かってるんだけど
悪循環を断ち切る術が、ない。

少し勇気を出して、電話をしてみる。
「たまには、早く帰っておいでよ」
「・・・・ああ、うん」

・・もうすぐ日付が変わる。
だから、無駄なんだって。
よくわかってるつもりだ。


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