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「時砂の王」小川一水 2008年01月10日(木) 邪馬台国の女王・彌与(卑弥呼)の前に現れた、不気味な物の怪を助けた不思議な男・オーヴィル。彼は2300年後の未来から来たのだという。その未来では、ET(謎の増殖型戦闘機械群)により、地球は壊滅、他の惑星にいる人類も全滅の危機に瀕していた。人類は、人型人工知性体を作り出し、時間遡行戦を開始した。オーヴィルは、時間遡行を繰り返し、そのたびに敗退を続け、そして邪馬台国まで何万年もかけてたどり着いたのだ…。 -------------------------------- 時間SFの書き下ろし長編です。 時間SFは好きです。梶尾真治を読んでから、好きになりました。本作は、読んでいてなんだか「ネジの回転」を思い出しましたが。(似てないけど、設定がちょっと似ている部分があって) オーヴィルが旅する途方もない時間の長さ…。読んでいるだけで、もういい、もう疲れた…と言いたくなりました(笑) その、時間の重さにくらべて、オーヴィルが胸に抱き続けることになる女性との出会いは、イマイチぴんときませんでした。こんなに長い時間を過ごせるほどの力ってあるかな〜という気がしてしまって。 終わりの鮮やかさは、なかなかよかったです。 これぞ、時間SF! ★★★ |