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「偏食的生き方のすすめ」中島義道
2007年09月12日(水)
偏食(食べ物の偏食)と、その他あらゆることにおいての偏食を日記形式でつづった一冊。
彼は、普通の現代日本人が食べる食べ物の8割は食べられないそうなのです。それは身体的とか宗教的な理由ではなくて、彼自身の観念的な問題、たとえば「ウナギの蒲焼は蛇を連想する」とか「サラミは手足の切断面のようだ」とかいう、確かにもっともな理由ではあるのです。
「おいしいから」と勧める人が多いけれど、そういう人には「あなたの可愛がっていた子猫の肉、おいしいから」と言っても食べないでしょう、と言っています。これまたもっともです。

読み進めていくと、ほんとに細かくこだわりがあって、それが食べ物だけでなく日常のあらゆることに対して発揮されるので、毎日が不快と闘いの連続といった感じです。
これは大変だ……。

騒音や明るい時の照明にも偏食を発揮し、日々駅員らと闘う中島氏。駅長に「存じてます、有名ですから」と言われたというのに、ちょっと笑ってしまった。そんなに巷では有名なのですね(笑)

いやあ、周りの人は大変でしょうね。ご本人はもっと大変でしょうが。
読者としての私はいつもとても楽しんで読んでいるのですが、彼が近くにいたらちょっと嫌かもなと思います(笑)
でも読んでいる分にはほんとにおもしろいです。自分の中にあるマイノリティな部分が認めてもらえる感じがするからでしょうか。


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