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「光の海」小玉ユキ
2007年09月11日(火)
寺の坊主である秀胤は、住職の孫である光胤が人魚と一緒にサーフィンをしているのを見かける。寺の仕事を器用にこなす光胤。住職の血縁である光胤にコンプレックスをいだく秀胤。
波がなくてサーフィンができない日に、秀胤は人魚に会いに行くようになった。人魚が、そんな日も光胤を待っていたからだ。

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これが初の単行本だそうです。絵は、確かに「羽衣ミシン」(二冊目)の方が洗練されてる感じがしますね。
これは、人魚が当たり前にいる世界のお話なんですね。「羽衣ミシン」が白鳥の恩返しで、こっちは人魚ですよ。しかも、のっけから人魚とお坊さんとサーフィンと…なんだこの取り合わせは、と思ってしまいますが。
設定は不思議だけど、描かれているのは繊細な感情で、これもおもしろかったです。
連作短編集という形で、人魚にまつわるあれこれのお話という感じです。

その中でも、秘かに好きだった女の子に会いに行く女の子の話がよかったです。人魚の男の子がものすごく色っぽいんですよ。素敵です。女の子もかわいかった。
あと、川人魚の話も好きです。なぜかこの話の人魚だけ口を聞かないのですが、それがまたよかったかも。父親と二人暮らしの女の子が、出産間際の川人魚(川に住んでる人魚)を助けるんだけど、父親が人魚と会うようになってしまって…という話。逃げるときの人魚の笑顔がいいです。小さい女の子の柔らかそうな横顔とかも、手触りが浮かぶような綺麗な線です。

まだ2冊しかコミックス発売されてないんですよねー…。
この人の絵、すごくいいですね。雰囲気があって。
ああ、もっと読みたい!
★★★★


→小玉ユキ・オフィシャルサイト
http://www012.upp.so-net.ne.jp/kodamayuki/main/index2.html


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