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「グッドラックららばい」平安寿子 2005年09月04日(日) とある家族の物語。両親と2人の娘。母親は長女の高校の卒業式の日に家出し、何年も戻らない。父親はそんな母を捜すでもなく、まあいいじゃないかと様子見。長女の積子はダメ男に貢ぐのが趣味で、次女の立子はいつでも何かに怒っていて、金持ちになりたいと立身出世に猛進。 どこにでもいるようないないような(笑)、そんな家族の約20年。 最初は、まあみんな好き勝手で…と思うんです。立子も厭な子だなあと思う。それが、読み進むうちにかわいく思えてきてしまうから不思議です。 もちろん、苛々したまま読み終わる人もいると思いますが、私はすごくおもしろかった。 文章自体が飄々としているんですね。テンポがよく、ユーモラス。登場人物もそれに負けず劣らず大らかでユーモラス。一見人に利用されていても、それが楽しいんだからいいじゃない、と笑い飛ばしてしまう。 人生って、考えようで、楽しいもんなんだなーって思いました。 特に、積子の気持ちがわかるよー(笑) 家族があーだのこーだのしているのを見て、笑いをこらえつつぶはっと吹き出してしまう、そしてどうしようもない男が好き。そんな積子に共感してしまいました。…とそんなことを思っていることが知れたら、うちの親が怒りそうです(笑) 人は人、自分は自分でいいじゃない。と思っている人には、オススメ。とてもおもしろかったです。 文章自体も気に入ったので、この人の他のも読みたいなー。ちなみに、「たいらあずこ」と読むようです。 ★★★★ |