日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2007年09月11日(火) 殺人ドライバー (時事ネタ)

<2人殺しても12年>

時速約120キロで故意に自分の乗用車を前の軽乗用車に追突、夫婦2人を死亡させたとして、傷害致死罪に問われた無職・金沢チヤ子被告(29)=山形県米沢市万世町=に対し山形地裁は懲役12年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。(懲役12年とはいっても、交通刑務所への服役だと8年ぐらいで仮釈放だろう)

被告は2006年7月5日朝、山形県南陽市の国道113号で前の軽乗用車が道を譲らないことに腹を立て暴走追突。軽乗用車に乗っていた山形市の会社員、駒沢政一さん(29)と妻の佳代子さん(30)は頭を強く打ち死亡。 2人は新築した家への引っ越し準備の途中だった。

地裁の金子武志裁判長は、
「論告で当初、父親の暴力に悩み夫からは離婚を切り出され、精神科に通院していた。不満を解消しようと暴走を続け、軽乗用車に追突したと説明していたが、公判では一転『お前なんか死んでしまえ』と幻聴が聞こえたと主張していることは、刑を少しでも軽くするための虚偽の主張で人として許されない。被害者に何ら落ち度はなく、ヒステリーに根差した自己中心的で身勝手な犯行」と述べた。


残された夫婦の子供(小学生)が不憫だ・・・


似たような事件で、

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静岡県島田市の県道を大型トラックに乗り、時速約80キロで走行中、後続車に何度も追い越そうとされたことに腹を立て、故意に急ブレーキをかけて衝突させ、乗用車を運転していた男性(パチンコ店員鈴木成晃さん当時20)を殺害したのは同市の運転手、山内俊明(32)

弁護側は「山内が後続車と衝突することを予想していなかった」などと無罪を主張したが、「面識のなかった男性を殺害する動機は薄弱で殺意は認められないが、”衝突させて男性をケガさせてやろう”との認識はあり、傷害の未必の故意があったことは明らか」として傷害致死罪を適用、懲役5年(求刑懲役8年)となった。
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まぁ、このパチンコ店員も散々後ろから煽ってて急ブレーキに対処できなかったんだろうけど・・・。


あるドライバーの言葉で、「万が一の事故に備えて、小さめの乗用車や軽自動車の後ろを走るようにしてるよ。だってクッション代わりになるから・・・」というのを聞いたことがある。


つまり、速度の出る高速道路ではバックミラーにも注意が必要。 前方の車とは十分な距離さえ確保していればOK,でも後続車との車間距離は自分じゃ確保しづらいからねぇ、、、


ちなみに”当たり屋”と呼ばれる稼業の手口は、散々相手のクルマを煽っておいて(中途半端なバカだと車間距離をつめて追いかけて来る・・・)

十分に相手のクルマを引き付けておいて、フットブレーキではなく”サイドブレーキを引いて急減速”。

*サイドブレーキはブレーキランプが点灯しないので・・・後続車のブレーキタイミングが遅れて・・・”追突”となる。 (後で、「ブレーキランプが点いてなかった」なんて言い訳は通用しない)


こんな場合、後ろからオカマほったクルマが高い比率の過失となる。(0対10とか1対9)

当たり屋は、間合いを計り首を縮めて衝撃に身構えているから大したケガにはならない。


首を押さえながらクルマから降りてきて、「あっちゃー、やっちゃったね。どうしてくれんの?」ムチ打ちはレントゲン検査でも写らないので被害者の言葉通りの診断書となる。


損害賠償やら慰謝料をふんだくられる、、、(~_~;)


大手トラック業者では警察から入手した”当たり屋”のナンバーと車両リストが定期的に回覧されているが、当たり屋のターゲットになるのは、”親から買ってもらった外車や国産高級車”に乗るいいとこのボンボンなど(少し煽られただけで頭に血が上ってテクニックも無いのに追い掛け回してくるような馬鹿)だ。 本人の支払い能力よりも親をあてにして、、。


それにしても、クルマは正面方向の衝突には強いが、後部からは弱い。

”Kカー”とも呼ばれ、維持費の安さから軽自動車の登録が爆発的に伸びているけど・・・その安全面はというと不安がある。

今回のように後ろから衝突された場合、エアバッグが装着されていたとしてもそのセンサー(急激な加速度”G”を受けることで動作する/任天堂のWiiに使われているのと同じようなモノ)は、当然運転席より前の部分に設置されている。

エアバッグも前方からの衝撃には強いけど、後方からはその効果も激減する。


そもそも世界中で自動車の衝突安全試験が実施されているけど、

★ IIHS(米国道路安全保険協会)アメリカの自動車保険業界が設立した非営利団体
★ NHTSA(米国運輸省道路交通安全局) アメリカの公的機関
★ EURO NCAP(欧州評価機関) 自動車メーカーとは独立した機関
★ NASVA(自動車事故対策機構) 国土交通省の天下り先

日本の独立行政法人・自動車事故対策機構(NASVA)がある (国土交通省の天下り先だな) http://www.nasva.go.jp/aisatsu/index.html

理事長の金澤 悟 ・・・ググッたら”ノーパンしゃぶしゃぶ「楼蘭」 顧客名簿に名前が載ってた。(笑”


この、しゃぶしゃぶ好きの理事長さんの所でやる安全性能試験は、

フルラップとオフセットの前面衝突と側面衝突試験の3種類で、後方からの試験はない。

欧・米・日の機関4つの中で後方からの衝突試験をやっているのは”米国道路安全保険協会”だけ。


これだけ後方からの衝撃に対する検証比率が少ないとなると、メーカーも自然と正面衝突の対策がメインとなり後方対策は手薄になる。


昔ながらの【エンジンルーム】と【室内】と【トランク】が独立した3BOXいわゆるセダンならまだしも、最近主流の【エンジン】【室内・トランク】の2BOX・ミニバンや、【エンジン・キャビン・トランク】の大型ワンボックスカーだと後方からの衝撃は当然弱くなる。


飲酒運転のクルマに後ろから追突され橋から落ちて子供2人と母親が死亡した九州の事故も被害にあったのはSUVだけど・・・、【トランクルーム】が独立してて重心の低い普通のセダン(3BOX)だったら橋から落ちることは無かったんじゃないかなぁ!?、、とは勝手な想像。


今の日本では、180キロでスピードリミッターが効いて(それ以上エンジンの燃焼室に燃料が流れないように制御される)それ以上の速度が出せないけど・・・。 大型トラックの「スピードリミッター」は時速90kmで、それを超えると自動的に感知減速。

けど、時速180キロなんて常磐道や東北自動車道ぐらいでしか出せないだろ・・・、(^_^;)


とにかく、クルマの運転には十分に注意しないとね。。


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弥勒(みろく) [MAIL]

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