日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2006年07月05日(水) 出張時の注意 with 人口動態統計

アメリカとソ連が冷戦時代の昔、欧州への出張はアラスカ・アンカレッジまで8時間かけてフライト、そこで給油(飛行機を一旦降ろされて空港内をウロウロ・・・)してから北極圏を通過してヨーロッパの各都市に、、 トータルで16〜18時間ぐらいかかってた。


今やヨーロッパへはロシア上空の最短空路と飛行機の航続距離が延びた事で12時間程度のノンストップで行けてしまう。


しかし、座りっぱなしで12時間はまさに拷問だ。。。

そこで”エコノミークラス症候群”が・・・


エコノミー症候群とは「血栓症」のこと


長時間座ったままの状態(つまり太ももが圧迫されたまま)でいることで、大腿部の奥にある静脈に血の固まりができてしまう。

そして、その血の固まりが血管を移動していき、肺に到達してそこの血管が詰まりると肺梗塞に、心臓に到達したら心筋梗塞、脳で詰まると脳梗塞(脳卒中)・・・という具合。




当初エコノミークラスの乗客に多くみられたことから「エコノミークラス症候群」と呼ばれましたが、ビジネスやファーストであっても、長時間同じ姿勢でいれば「エコノミークラス症候群」は起こりうることです。



勤務中に肺梗塞で死亡した男性タクシー運転手(当時57)が、長時間座り続けたことによるエコノミークラス症候群が原因だったとして労災認定されている。


運転手がお客を迎えにビル2階にある飲食店まで呼びに行き、階段を降りる途中で転倒。 そのまま病院に運ばれたが3日後に肺の血管が詰まる肺梗塞で死亡。 運転手は約7時間20分にわたり、ほぼ座り続けて勤務していたことが判明。 過去、運転手に血栓が出来る病歴が無かったため、労災認定されている。



予防策としては、ゆったりとした服装で時々足を動かしたり深呼吸したり・・・アルコールを控えてこまめに水分補給をすること。


飛行機の中は乾燥しているので、何もしない状態であっても1時間に100cc弱の水分が体から奪われる。




妊娠・出産後、経口避妊薬を服用、ガンなどの悪性疾患、下肢の静脈瘤のある人、動脈硬化の人、糖尿病、高脂血症、高血圧症、生活習慣病を持つ人や手術・骨折直後の人はなりやすい。



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第1位はガンで32.6万 30%
第2位は心疾患(心臓病)17.3万 16%
第3位は脳血管疾患(脳卒中)13.3万 12%
肺炎10.7万 10%
不慮の事故4.0万 3.7%
自殺3万 2.8%
老衰2.6万 2.4%
その他 23%

(厚生労働省・平成17年 人口動態統計より)

腹上死って不慮の事故かなぁ? それともその他だろうか!?(笑



日本人の死因は、1位がガン、2位が心筋梗塞、3位が脳卒中ですが、心筋梗塞と脳卒中はどちらも血栓が原因による「血栓症」です。
日本人の6割はガンと血栓症で死ぬ・・・といえる。



人口動態統計・・・結構興味深い、、


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