前回に続き美味しい京風のお好み焼き屋を探す。

個人的に好きなお好み焼きは、一に広島風、二に大阪風で京風は三番目かなぁ〜。


新宿駅の南口から徒歩数分の所にある京風お好み焼き屋の”ろくもんや”。
狭いらせん階段を降りた地下１階、ノレンが外に出ていないので休業かと思いながらも窓越しに中を覗き込むと・・・お客の姿が見えた。　　どうやら営業しているらしい。(^_^;)

ドアを開けて中に入ると店員が声をかけてきた、、、

カウンターの角、２席をに通された。　注文したのは私がビールでS美はオレンジジュース。2軒目に行くバーに備えてココではノンアルコールで通す腹積もりらしい。（笑


まずは大根のサラダをオーダーし１品目の”ねぎ焼き”が焼き上がるのを待つ。


席につくなりS美の話は例の人妻の”その後”だ、、

周囲からの忠告に従い一旦は別れのメールを男に送ってはみたものの、納得していない本人には未練がたっぷりあったらしい。

職場とは別のフロアにある喫煙ルームで一緒になったカズくんと人妻は職場へ帰るエレベーターにどちらからとも無く一緒に乗り、最初は遠慮して距離を置いてたのだが堪えきれなくなった人妻はカズくんの股間に手を伸ばす・・・それを待っていたかのように一気にカズくんが人妻に覆い被さりディープ・キス。


これですっかりヨリが戻ってしまった二人。(^_^;)


占い師からは、「相手の男が本気になってしまい、貴女の大切な家庭が壊れる事になるわよ」と忠告され、男の事を知る周囲の知人からは、「頭はキレるけど人間として信用が置けないヤツだよ」とまで言われている。


「そんな周囲の反対意見はかえって彼女の恋心を燃え上がらせるだけだな」と俺。


「そうなのよね、散々人妻ちゃんの為を思って助言しても彼女、一向に耳を傾けないから」とS美。


「要するに、人妻さんは周囲の反対を押し切ってまで自分の愛を貫こうとする自分に惚れてしまっている状態だ」

「彼女にとって周囲の辛らつな反対意見は、甘〜い”ぜんざい”に一握の塩を摘んで投げ込むのと同じだよ。つまりより一層甘さが引き立つだけ。笑」


そこでS美に話したのは、

以前ネットのBBSで、「多額の借金を抱えた彼氏の保証人になってくれと言われたけどどうしたらいいか？」という相談に、皆が止めておいた方がいいという大方の意見を聞かずに結局保証人になってしまった。

要するに、大勢の反対意見やアドバイスを受けて「それでも私は愛する彼の為に役に立ちたいの！」と言い切る。逆境にもめげないで私は彼の事をこんなに愛している。・・・ある意味ナルシストなんだよ。


”人は誰かに愛される事よりも、誰かを愛する自分が一番好きなんだよ”


と・・・・、、、


2皿目の焼きそばと３皿目のお好み焼き豚玉を平らげ、店を後にして次のバーへと足を向けた。