2004年03月20日(土) 「教えてちゃん」というのは属性なんですなあ
ということをようやく理解し始めた井ノ本です。
「教えてちゃん」というのはまあ読んで字のごとくです。 教えて教えての人。 あんまり身の回りにはいないほうだったしネットでもあまり遭遇したことがないのでそういう人の存在を疑っていたのですが (わたしみたいなニッチな者には質問はあっても教えて攻撃はない) いやーやっぱりいましたね。 つい最近リアルで遭遇したのですが。 最初すーごいびっくらこきました。 あのねーなにもないんですよ。 たとえば音楽の話とかになると 「わたしも音楽とかすごい興味あるんですけどーお勧めとかありますかー?」 サッカーが好きとかいう話になると 「わたしもサッカーとかすごい興味あるんですけどーお勧めとかありますかー?」 映画の話とかしてても 「わたしも映画とかすごい興味あるんですけどーお勧めとかありますかー?」
あのーせめてどういうのが好きかまたはどういうのが嫌いか教えてくれないと困っちゃうナーおねえさんも
ほんとになんにもないんですよもうびっくり。 口あけてポカーンとしてると手取り足取り懇切丁寧にすべて教えてくれると信じ込んでいるの。 いやわたしなんかで役に立てるんだったらなんだって教えますけどなんつうんですかあのー 何を教えてほしいのかわかんないんですよ。 何を教えてほしいかもわかんないから○投げなのね。 もう何をどうしたらいいのかわからないので「とりあえずCDやさんにいってみたらどうかなあ」としか言えない。 そこでなんかテキトーに気になったの買ってみたらいいんじゃないの?と。 そうすると教えてちゃんは
「えーどういうのを買えばいいんですかー」
いやだからテキトーに気になったのを 「どういうふうにすれば気になるのがわかるんですかー」 ホワッツ? もう何を言っているかわからない。 だからジャケットとか名前とかでなんだろうこれって思ったら 「そのーなんだろうっていうのがーわかんなくてー」 えーっ!? それ興味ないんとちゃうん?? 「ありますよーひどいなー(ここでなぜかプチ逆切れ)」 別に何でもいいじゃんテキトーに買ってみれば試聴機だってあるんだし 「でもーいいかどうかわかんないしー」 いや何回か聞いてるうちに気に入るかもしれないし 「めんどくさいじゃないですかそういうのー!」 えええええ
あっ そ う い う こ と か !
探す楽しみとかときにハズレたりするおかしさが嫌いなのか! もう目からマナコが落ちました。 見えねーすべてが見えねーエマージェンシーエマージェンシー わたしが間違ってました。 興味がある=自分で調べたり見に行ったりするもんだと思ってまちた! 興味があるから教えろっていう人もいるんですね! びっくりちまちた! バブー! 驚きのあまり幼児化です。 いや乳児か
興味があるんだけどなにをどうしたらいいかわかんないっていうひとには初めてあったのでほんとびっくりしました。 ネットあるじゃん。 検索すればいいじゃん。 CD屋あるじゃん。 店員に聞けばいいじゃん。 それができないというけどそれはやる気がないんだと思います。 自分で調べるのは面倒だしかったるいでも詳しい人はうらやましいからその知識のいいとこだけわけてほしいなー という感じなのですね。 すごいなあ教えてちゃん。 ある意味究極の結果論者だ。 しかも悪びれてない。 すげえなあそれが当然なのか。 おそるべし教えてちゃん。
最初のうちはこういう人は単に初心者なのかなと思ってましたが違うなあと。 初心者はただ初心者なだけでこれから詳しくもなれますが、 教えてちゃんはずーっと教えてちゃんだもんなあ。 教えてもらってるばっかじゃ覚えないもんなあ。 あ、覚えるのか。 教えろ!といってれば誰かが教えてくれるということを。 うーんすごい学習の仕方だなあ。 実際今すでにそうだよこの教えてちゃんもなにか教えてもらわないことには元が取れないといわんばかりだよ(元ってなんじゃろ) 誰かに教えてもらったんだろうなあいままでも そしてこれからも教えてもらうんだろうなあ すげえなー
しかし教えてちゃんキミはひとつだけ大きなミスをしているのだよ なにかってそれは
わたしの知っているものは著しく偏っているということにキミは気づけないのだよ!
ということで。 ちょっとでもわかってれば「こいつ偏ってるなー」と思うだろうに。 知っている=オシャレでも知っている=最先端でもないのじゃよ…
結局教えてもらわないとてこでも動かない感じだったのでアンドリュー様と戸川純とダークネスを教えておきました。 映画は二代目はクリスチャン。 サッカーはカントナとイギータの出てる試合を見るといいよと言っておきました。
これで偏っているということに気づいてくれればよいのじゃが ヨボヨボ |
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