井ノ本的
 written by 井ノ本R
 
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2004年01月22日(木) 貧乏くささと化粧品

化粧品カウンターでふと貧乏くささとは何かについて考えてみた井ノ本です。
私自身ももちろん(?)富裕層ではないのですが、
貧乏と貧乏くささって違うよな、と。

化粧品もほんといろんなものがあって、
高いものは青天井です。
反面、安い化粧品はほんとに安いのです。
ダイソーには100円の化粧品が山とあるし。
だから安くすませようと思えばいくらでも安くすませられます。
でもわたしが考える貧乏くささは100円化粧品よりもむしろ高級ラインのほうにあるのです。
高級ラインを1個だけ持ってる系。
1個ずつ揃えるんじゃなく、1個だけ持ってる人です。
(化粧品に無頓着な人は除外しますもちろん)
自分に合っているからそれを選んだ、というのではなく、なんつうか、使うというより後生大事にしてるというか。
これは洋服とかもう何年も買ってないとかいう風なのにバッグだけヴィトンまたは時計だけロレックスっていう人から感じる貧乏くささと似ていると思います。
なんか、爪に火をともしている感が漂うというか。
実際ともしてなくてもそう見えてくる不思議。

高くなくてもよいかばんはあるしよい化粧品はあるのです。
わたしなんかはむしろそういう隠れたよきものを探す楽しみがあるんですけど。
でもそうやってなんかこう、品質というより記号を買ってるような感じが、なあ。
自分の気に入るモノを見極められてないからブランドネームにぶらさがる→全部は揃えられないから1個だけ、って流れなのかなあ。
かばんとか靴とか時計は単価も相当なのでまだしも、
化粧品でそういうのはきっついなー、と。

高級ラインとかブランドもんというのはそういう庶民から見た高値の花だと思いますし、
だからこそ爪に火をともしてでも買いたいんだろうなあというのもなんとなくわかる。
でも身の丈にあってない感じが漂うから貧乏くささにつながるんじゃないかなあと。
身の丈にあってない消費に見えてしまうんですよね。
却って野暮に見える。
逆に、そんなにありがたがってるとブランドに呑まれる感じがしていかんと思います。
フツーでいいと思うんですけどね。
フツーが一番難しいってことか。

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