2003年07月06日(日) 映画的��〜いまさらラン・ローラ・ラン
ぶわっくしょい!井ノ本です。
ヒマなので化粧品を毎日一個ずつ買ったりしてます。 まとめて買えばいいのにね。 まあいいのです。 セール期間中の百貨店の微妙に投げやりな感じが好きでして。
で、生たまねぎにも飽きたので、 「見ようと思っていて見そびれてた映画でも見ようかキャンペーン」に切り替えました。 弱っ。
で、まあ、いろいろ映画を見てるんですけど。 今日はやっと「ラン・ローラ・ラン」を見ました。 ドイツ映画。 赤毛の娘が彼氏のために走って走って走りまくるという映画。 サントラはお約束のようにジャーマンテクノ。 ほんとそれだけ。 ストーリーはさして特筆することもないです。 ただまあおもろかったのはほんとに走りまくるってことで。
わたしにとっての「概念としてのゲルマン系」ってのは「質実剛健」「勤勉」「まじめ」「堅実」「いかめしい」「器用じゃないが全力投球」とかそんなような感じです。 (もちろんアバウトでエーカラゲンでレゲエなゲルマン人もいると思うんですけど、 わたしの判断材料はブンデスリーガとジャーマンテクノとクラフトワークとラブパレードとザワークワウトくらいなのでそのへんは勘弁してください) ジャーマンテクノってほんとすごいなんつうか質実剛健ですよ。 だいたいラブ・パレード(ドイツで毎年やってるレイヴ)とかもんのすげえじゃないスか。 三日三晩踊りっぱでアフターアワーズ(クラブがハネたあと電車が始まるくらいまでの間の第二部みたいなもの)が昼近くまでとか。 ずっとみんな元気に踊り続けてるらしいし。 みんなまじめだなあ。 いや楽しんでいるんだそうですけど。 とにかくッ!体力のッ!限界までッ!踊るッッ! って感じでこう。 圧倒されます話聞いただけでも。 レイヴには結構行きましたが一晩で十分です。 しかもジャーマンテクノのリズムってあれだし。 なんか早いし反復っぷりがこう耳にくるんですよね。 とりあえず詰め込んでみました!打ち込みました!っていう感じ。 ギュウギュウなの。 聴いてるうちにだんだん身体が勝手に動くようなリズムではあるんだけど、 踊るというよりは謎の動きになるつうか。 なーんか厳しいのな。
なんか、そういう「わたしの考えるゲルマン系」のノリが余すところなく現れてた映画でした。 演出とか映像表現とかすごい凝ってんですよ。 あんまり具体的には言わないでおきますが(ネタバレになるんで)。 それらも自然じゃなく唐突に押し込まれるんだよなあ。 すべてがカットインカットアウト。 とりあえず実験してみた!試行錯誤してみた!斬新なことをやった! っていう鼻息荒い感じが漂ってくる。 情感とか繊細さとかとはもうてんで無縁。 おなかいっぱいになったのにまだザワークラウトてんこもりだよう!という気分。 その演出自体もなんか変。 ヒロインが叫ぶとモノ壊れるし。 お前はハットリシンゾウ@忍者ハットリ君かと。 ツッコみはおいといて。
まあそれよりなによりいっとうすげえなあと思うのはヒロインなんすけど。 とにかく走る走る。 よくわかんないけど走る。 「太陽にほえろ!」も真っ青な走りっぷり。 そこがゲルマン系だよなあーと。 フランス映画のヒロインじゃ絶対ありえない。 アジア映画のヒロインでもまず間違いなくない。 ハリウッド映画のヒロインは戦うけどちょっと違うんだよなあ。 こう、ずっと延々と黙々と反復し続ける感じがゲルマン系。 そして情緒もへったくれもなくじゃかすか展開してリワインドして引っ張ったわりにあっさり終わっちゃう話がまたゲルマン系。 斬新すぎて洒脱になれてないあたりがまた以下略。
いやーほんとに力いっぱいゲルマン系だった。 いまどき(つってもわりと前ですが)のドイツ映画でも見ればちょっとは認識改まるかなーと思ってたんだけど。
すごいよラピュタはほんとうにあったんだ! とかなんとかうつろな目でつぶやくわたくしでした。 |
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