2003年06月05日(木) マンガ的�◆船謄縫垢硫�子様
井ノ本です。 挨拶をこれから毎回変えていこうと思います。 ネタが尽きるまで。
さて前回ネタ振りしましたけしからん少年漫画の話ですが。 それは現在週刊少年ジャンプで連載中の「テニスの王子様」(作:許斐剛)です。 作者の許斐氏が今年の長者番付にランクインしている事実が示すとおり、バカ売れ大ヒット中の漫画です。 テニスの王子様がわるいテニスプレイヤーをテニスでやっつける話です。 3割くらいうそですごめんなさい。 でも7割はモガガガ
一応連載第一回から読んでいる身なのでストーリーはわかってはいるんです。 青春学園略して青学(セイガク)中等部に入学した(つまり中1)越前リョーマくんが主人公。 テニスの王子様です。 部活はもちろんテニス部。 だって王子様だから。 試合にはとにかく勝つ。 勝って勝って勝ちまくる。 ついでにポロリも それはないですが。 で、決め台詞が相手に向かって 「まだまだだね」。 カーッチョイイ! だって王子様だから。
えっ? どこの王子様だって? テニスの王子様つってんだろ! えっ? 昨日の話(昨日の日付の文章を参照してください)だと少年漫画には必ず必殺技やらなんやらに無理やりな説明が入るって言ってたろって? だ か ら ! 王 子 様 な ん だ か ら ! 説 明 な ん て い ら ね え し !
っていうノリの漫画なんですよ。 説明がないの。 無理やりな解説がないの。 だけど展開だけは無理やりなの。 無理やりつうか無茶苦茶? いきなり新技とか出ちゃうの。 こないだなんていきなり選手がコートの中で分裂しちゃったの。 「き、菊丸(キャラ名)がふたり?」とかいって。 もうわたし腰砕け。 ゲッツ!ができないダンディ坂野並みに弱まった。 なのに翌週は 「き、菊丸(キャラ名)が三人に!」とかいって。 増ーえーてーるーッ! しかも理由が 「菊丸は動きが速い(からあまりの速さに残像ができて複数に見える)」 って。 それだけだし。 もういいよ来週からテニス戦隊菊丸ファイブで… となまぬるい気分になったのにあっさり話が次に流れてるし。 わたし置き去り。 周回遅れ。 パトラッシュぼくもうねむいよ…
とまあ知らんうちに心の旅に出されてしまうそんな漫画です。
これまでの少年漫画が(うまくいっていたかはともかくとして)無謀な技を無理やりそれっぽく説明しようとしていたのに、テニスの王子様はそれをあっさりと放棄してしまったんですね。 すべては「才能」のひとことですませられてしまいます。 もうなにが起こっても不思議ではありません。 かつて「リングにかけろ」でボクシングの試合なのにフィニッシュブローを食らった相手が場外に飛んでいった(そしてそこまで飛んでいったのに死ななかった)ことを思うと、今後のテニスの王子様の展開から目が離せません。 今度はテニスボールがラグビーボールのようになっているかもしれません。 重力を無視したバウンドをするかもしれません。 卓球のラケットで登場するかもしれません。 つうか来週からテニスやめて格闘漫画になっててももう気にしません。 そう思うとわかるんですけど、 少年漫画においてあのトンチキな説明ってのはいちおう物語世界をなんとか維持させるためのお約束みたいなものだったんでしょうね。 わけわかんないんだけどでもこの設定がないと破綻しちゃうから! だからこれは死守!絶対死守! とかそんなような感じだったんではないかと。
とすると、テニスの王子様はある意味少年漫画の最後の砦を崩してしまった漫画といえるわけで。 なのでけしからんわけですよ。 やっぱね、なんでもありになっちゃうとだめになると思うんですよ。 ほんとに来週からテニスやめてカーリング始めても「才能」で片付けちゃうことができるわけで。 それはやっぱり紳士協定的な「禁じ手」だと思うんだけどなあ。 という理由で昨日けしからん、といったわけです。 つっても毎週読んでなんともいえない笑いを浮かべてるんですけどね。
まあそれよりなによりいちばんすごいのは、 「テニスをしているようにはまったく見えない」という作者の絵でしょうか。 なのにテニス漫画だと言い張るんだもんなあ。 そりゃお約束も踏みにじらにゃやってられんかな…
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テニスの王子様 公式サイト http://jump.shueisha.co.jp/tennis/
…ミュージカル!? しかも 再演!? |
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