ESSAY
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2003年12月17日(水) 初めての乳癌検診

自治体の健康診断制度を利用して、
先日乳癌検診に行ってまいりました。

初診のひとは保健センターに集まって講義を聞くことに。

これがまたまったく要領をえない、というか、つまんないというか、
単なるしゃべりたがりのジジィというか…。
や、エライ先生らしいんですけども。

スライドを見たらわかることを延々しゃべりつづけやがっ
おもわず寝こけそうになったときに、乳癌の最終形態なる写真を
次々見せられた。

怖い!

乳癌ってば、乳の中で癌細胞が広がっていくだけなのかと思ってました。
ちがうんですね。


↑隣のお姉さんはハンカチで口元を覆って目を伏せてた


まじでビビりました。びびらせるために呼んだとも思える。

『癌検診とは、癌をみつける為ではなく、
 悪いものじゃないということをみつけるためなんですよ〜』

じじぃはまるで鼻歌を歌うように言ってました。
(何回も講義していて自分でも飽きたんじゃないかと推測)


そして別室に。
4箇所のカーテンがあり、それぞれ先生が待機。
どこに入るかはランダムでした。

ワタシが入った先生は、ベッドに寝かせて診察するタイプでした。
(別室は椅子に座らせて診察する先生だったらしい)

上半身真っ裸でベビーパウダーを塗りたくられ、
先生が胸に手をあてて………


ムギューベタームギュー
『痛ててててて!!』

パンこねてますよ奥さん!
うどんこねてますよ奥さん! <違います、胸です
ベビーパウダーはもちとり粉だったのか!

もうすごいのよ、ただの脂肪の塊としかみてないです。

そんで先生が『おや?』と手をとめて。
『んー。気になるので精密検査を受診しにいってください』


----------- えーーー!!!???


気休め程度に受診しただけなのに!
ワタシ乳癌なの!?
なんなのよ、『気になる』ってば!


もうあれです。スライドでみた写真が脳裏から離れません。
帰りにバカスカお菓子買っちゃいました。
食べれるうちがハナよハナ! とばかりに。
もう悲観モード。貯蓄なんかせずに旅行いっとけばよかったとか思ったり。

なにはともあれ、しおしおと総合病院に受診しに。

そこでは、エコー審査とマンモグラフィを行いました。
(病院によっては針を刺して細胞審査するところもあるらしいが
 針なんてとんでもないので、それをやってないところを受診した)

エコーは、ゼリーを塗って超音波でみる診察です。
妊娠したときあかちゃんの様子をみる、あれですな。

マンモグラフィは


こんな機械でした。

青の矢印緑の矢印の間に乳をはさむんですよ。
あれですよ、顕微鏡のプレパラートですよ。
いかに対象物を薄くするか、高校時代やったなー。

………まさか10年後、自分が対象物になるとは。


薄くしなくちゃですからね、もうナンですよ、乳が。
← ナン。(マンモグラフィ撮影図に近いと思われ)


撮影してくれる技術士は女性でよかったんですけど、
同性だけに遠慮がなく。
『ほんっと、痛いですけど、頑張ってくださいね』

痛ぇぇぇぇっっ。痛いよママン(T T)

ピンクの矢印のところの握りバーを握り締めるワタシ。
(とにかく機械に体を押し付けてくださいといわれた。
  …そこ、貧乳? とか聞くな)
女性技師が遠慮なく乳に圧力をかけ。
ひっぱるし、ひろげるし、機械でギリギリはさむし。

絶対SMプレイのMはできないと確信した瞬間(涙目で)。



頑張った結果、乳腺症という、良性のしこり、ということがわかり
ホッとしました。
このとき初めて、のんきに講義をしていたじいさんの
『悪性ではないことを発見するために受診する』
という言葉を理解。

できの悪い生徒です(今に始まったことではないが)。



自分が健康だということを知るためにも、女性諸君、
自治体乳癌検診の受診(個人でもやってるけど自治体だと安い。
 うちのところは、集団検診で500円でした。精密検査は自分持ち。
 ちなみにマンモは1800円ほどだった記憶が…)をおすすめします。


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