青いくもと白いそら 想い出 † きのう † あした
胸を貫く剣を血が伝っても愛を叫ぶことはやめないで瞳が光を浴びることはもう叶わなくても眼差しは愛しいものを追い続けているこれ以上失うもののない自分は幸福なのか愛しいものの涙を拭う腕もない自分が不幸なのかそれさえ男は解らずにただ血と土で汚れた口元はいつまでも微笑みとも苦笑ともいえない笑みを浮かべていた