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言の葉
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2004年08月20日(金) 止まった時間-11


翌日彼女がやってきた
別れの電話の時に約束していた
彼女のモノを持ち帰るために

ボクは全部送るっていったんだけど
自分で持って帰りたいって
彼女はいいはったんだ

なんとも気が重い

彼女は約束の時間にボクの家にやってきた

なんとなくぎこちなく挨拶をし
部屋に招き入れる




押すと言葉がかわる投票釦


すでに泣いているようだ
涙と鼻水で途端にぐしゃぐしゃになった顔をゆがめ
「本当にもうだめなの?」と
部屋で叫ぶ

ボクは一生懸命手で肩を押しながら
覚めた眼で彼女をみていたような気がする



押すと言葉がかわる投票釦


こういうのを修羅場っていうんだろうか?
そんな事も考えていたんだ



押すと言葉がかわる投票釦


それはどう転んでも無理な話だよ
そういう風にしたら
この間から話していたことが
全て無駄になる

それよりも
ボク自身つきあってない人を抱く趣味は無いんだ

遠回しな言葉を選んで
彼女にそう告げる
苦しいまでの沈黙の時間が
ボクを締め付ける

そして3時間ほどたち
彼女はボクの部屋を出ていった

彼女が去った後
ボクは彼女の座っていたアタリを
呆然と眺めていた

彼女と別れたんだ
その現実が迫ってきた

自分から切り出した別れなのに
戻ろうと思えば
そのチャンスはいくらでもあったのに
そうしなかったボクは
彼女との6年に及ぶ時を
幾つも幾つも思い出して
いつのまにか膝を抱えて泣いていたんだ

そしてボクは
ひとりぼっちになってしまった





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