言の葉
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彼女と初めてデートらしいデートをしたのは 大学受験のために東京に出てきた時だった
私立大学最後の受験が終わったら 東京で会おうと約束していたんだ 最後の受験の朝 目覚めると雪景色になっていたのに 本当に驚いた
それまで温暖な気候の街で暮らしていたボクは 東京に出てきて 生まれて初めて雪が積もって 道路を車が走れないというのを目の当たりにした
それまでの18年の人生で 雪が積もったのは2回きり それもうっすらと1〜2センチ積もった程度で 雪だるまを作ろうとして 雪玉を転がすと すぐに地面の土が一緒にまざって 黒い斑点がついた 小さな雪だるましか作ったことがなかった
そんなボクが 大事な受験の日に 大雪の中を歩いていくなんて 想像も出来ない事が現実に起こったものだって 妙に落ち着いて考えていた気がする
実際のところ 試験に遅れるんじゃないかって 心配で心配で 予定よりも1時間も早く 姉の下宿を出たけど 会場についたのは ホントギリギリだった
肝心の試験はというと それまで受けたどの大学よりも 手応えを感じていたんだ
試験が終わった瞬間 脳裏に浮かんだのは 「さぁ、やっと彼女に会える」っていう考えだった
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そう あの頃はそんなささいな事で 幸せを感じられていたんだ
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※ほんの数日の間にカウンターがすごくすすんでいて 少々驚きました。ご愛読ありがとうございます。
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