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言の葉
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2004年03月13日(土) 別れの瞬間-5


新宿から家まで
何を話していたのか
何を見ていたのかなんて
もう何も覚えていないんだけど
緊張でろくに口もきけなかったのは
違いないと思う

今でも断片的に残るもの
下着を脱がせてと耳元でささやく彼女
「私は不感症だから」といいながら
大きな声を思わずだしてしまう彼女
灯りを落としてステレオの明かりの中で
二人でくゆらす煙草のけむり
そして終わった後
「嘘つき」ってボクに微笑む彼女




押すと言葉がかわる投票釦


別に嘘なんてついてないし
勉強していたわけではない
ボクはボクのやりかたでしか愛せないし
それ以上もそれ以下も知らないだけなんだ

実はこのとき彼女には彼がいて
ボクにも別の彼女がいたんだ
これまで喫茶店で話をしているうちに
そんな話までしあっていた

だからこれから二人が
どんな道を歩いていくかなんて
二人ともわからなかった
ただたまたま手に入れた物を
なんとなく喜びを感じながら見つめる
そんな気持ちだったんだ

とにもかくにも
二人は始まったっていう訳だったんだ



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