言の葉
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| 2003年11月10日(月) |
寒さにありがとうという気持ちになる |
寒い 根がラテンで どうしもようもなく優柔不断な地域で育ったボクは 徹底的な寒さとか徹底的な暑さというものに 全く耐性がない
そもそも上京するまで 雪が積もったのが2度ばかり それも3センチくらいなもので 雪だるまをつくろうとして 雪玉を転がすとそこだけ下の土がのぞくくらい うっすらとしたものだった
さて 東京の学校にでもかようべ ということで試験のために上京すると なんと試験当日にいきなりドカ雪 電車が遅れていて 試験会場が妙にざわついていたのを 思い出す
なぜかはわからないけれど 暑い記憶ってすごく稀薄で 寒い中での記憶がボクの脳内を埋め尽くす どう考えても同じだけ季節を過ごしてきたはずだけど 寒さの中では記憶がぐっと濃く そして心残りになるように感じてならない
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しみいる夜の寒さは ボクたちに何ものにも代え難い宝石を いつも与えてくれているに違いない
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