きらめく太陽の消えた先にある冷たい空気をその手に掴んでそう思いながら生きてきた去るものの気持ちは去られたものにわかるはずもなくただ自分の中でははつかねずみのカゴの中のおもちゃのようにカラカラと音をたてる響けば響くほどむなしさがこみ上げるその音色はいつしかその思いを鈍化しやがて懐かしい記憶の引き出しへしまい込む