言の葉
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| 2003年07月16日(水) |
ロサンゼルス night-1 |
その瞳にぶつかった瞬間 時間が止まった ボクが泊まったホテルのフロントにいた彼女は 思わずぞっとするほど綺麗だった
翌朝 仕事で少し遠くの街まででかけなきゃいけなかったボクは 朝食のついでにフロントで聞こうと思い なにげなく歩いていった
そこにいたのは 果たして彼女だったんだ
その街までの行き方を問うボクに ホテルで用意できるリムジンの料金を調べるため 彼女はどこかに電話をかけてくれた いくら待ってもなかなか相手は出ない
ハーフかな?って最初は思った 少し巻き舌で話す日本語に その思いは一層濃くなる もちろんネイティブが話すような流暢な英語は その考えを裏付けするかのようだった
さんざん電話した後にでてきた料金は とても高く わざわざ出向くとはいっても その値段は考えられなかった 彼女にその旨を告げると 今度はバスを探し始めてくれた
海外で行動するときって どうしても不安や緊張がつきまとう そうした緊張感の中で7日以上も暮らしていたボクにとって 彼女の行為ははかりしれない安心感をもたらしてくれた それがたとえ仕事であるとはしても…
こうしたホテルのホスピタリティって 実はあたりはずれがすごく大きい 欧州のホテルで感じた 客をフレンドリーに包み込んでくれるような心地よさは 米国ではほとんど感じることはない
丁寧ではあるが冷たい感じがすることもあれば 丁寧でもなく失礼なだけの相手も多い いや そんな理屈なんてどうでもいい ただ彼女の笑顔と一生懸命な日本語が嬉しかったんだ
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※ヤプさんの極ウマ更新しました
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