言の葉
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「やっぱり、もうやっていけない なんで私がこんな状態をがまんしなくちゃいけないの?」 普段はあまり物事に動じない感じの アナタから紡ぎ出された言葉がボクの頬を打つ
ボクにできることはアナタの言葉を聞くこと ただ聞き続けること 何かを口にしたら全ていいわけになってしまうから
テーブルの上に並んだ銀器をつかんで 「今、ここでアナタを刺してやろうか」 その言葉の意味することより そんな風に追いつめてしまった自分の無力さが なんともいえないバカだなって考えていた
こんなやりとりをした二人が 今もたまに気の置けない時間を過ごして なんの気兼ねもなくお互いの今の状況とか 心境を笑いながら語り合う
その瞬間が自分にとっては至宝 この一点だけはいい生き方したなって思えるから不思議
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