言の葉
DiaryINDEX|past|will
かの地で出会ったあの人は
とりたてて美人というわけでもないし ボクなぞ眼中にもなく そこにいたある男性に向かって 「いい男〜」を連発していたけど
でも その気の置けない性格に惹かれてしまった わずか数日の そのまた数時間しか時間は共有できなかったし 日本に帰ってからの接点などないものわかっていたから 終点へと向かう列車の自室で 思い切り引きずられる自分がいた
終点の一つ手前の駅でホームに降りた彼女は 列車が動き出すと ずっとこっちに向かって手を振っていた その元気そうな姿がいまもまぶしい
星降る夜空を見上げるたびに思い出す 南のかの地に忘れてきた想い
My追加
|