言の葉
DiaryINDEX|past|will
またしても何者にも救われない 魔性の夜がやってきた
忘れもしない 16歳のある春の日 家族がみんな寝静まった深夜 やり場のない胸騒ぎを 思いおこさせる 倦むような夜の気配に 二階の窓を開けて 煙草をふかしていたんだ
あたりは真っ暗なのに 窓の光に むせ返るような新緑が ギラギラとしてて
なぜかボクは 悲しくなった 生きることの喜びを 思い切り表現する 緑の精たちに
嫉妬していたのかもしれない
光に揺れる 緑のざわめきが また今日も眠りを奪うのか・・・
おやすみなさい。。
My追加
|