2021年12月29日(水) |
忘年会にてはっきり分かった君の存在。 |
さて、平日の27日、28日で私は仕事納め。
29日に忘年会とかどう? というのはAさんに大阪帰りに聞いていて。
特に返事もなく未読スルーだったのですが、「母親の具合が悪いらしい」というLINEを送ったところ、覚醒したのか見てくれました。 (こういう情のある優しいところも好き。←それまでの未読スルーはスルーする私。いいんです。こういうろくでもないところをああん? と思うたびに婚活の記憶が走馬灯のように流れ、「あれよりはマシ」という結論になるので……)
母はどうも、3年前にも患ったうつ病のようで。
父親にうつ病の人への接し方を説明しつつ、我が実家は母が倒れると本当に崩壊するというか、母で持っている家庭なので(父がアル中でマジで足腰弱っております)、ちょっとぞっとしましたが父が残ってしまったらとにかく家屋敷売っぱらって施設、と決めております。
施設が空いている時代に早くならんかしら……。
それで、29日の当日になってAさんから「今日じゃん! 行けるとしたら22時頃かな。仕事今終わった!」というようなLINEが来まして。
それで片づけ始めたんですが、今回は片づけ途中で眠くなり、若干片付けが間に合わないという適当な状態で彼をお迎え。
しかもですね。
家に入ってきた彼の様子を見て。
「あ、これ私のことそんなに好きじゃない人だな」
と。
何か分かるようになってきました。
何ていうか、かなり不機嫌な感じで。
オーラが私を拒絶しているというか。興味がなさそうというか。
距離があるんですよね。
んで、まあ飲みを開始して早々「何で例の長かった元カノと別れたの? どんな風にすれ違ったの?」と聞いてみたところ、「何でそんなことお前に言わなきゃいけないんだよ。親しい仲間も聞いてこねえよ。皆大人だからな、察するのlと。
私「え、聞きたいから」
A「やだよ。色々あったんだよ。色々。俺とあいつの関係性は説明できるものじゃない」
私「(え、去年Hちゃんと結婚する、って告白してきたときのAさんは別れた理由とかベラベラ言ってた上に『あいつ(元カノ)はお前と仲良くできないだろ。Hなら出来ると思って、それであいつは切ってHを選んだ』くらいのことまで言ってたのに)ふーん。(あー、違う人なんだな)じゃあ、よりを戻したりするの?」
A「あー。50%くらいの確立で戻るかもな。(ここも、別なAさんは「あいつが戻ってくることは絶対ない」って言ってた箇所)」
私「へー。戻りたいんだ?」
A「戻りたいっていうか……別れたあと、お互いこういう経験をしてきたみたいな話はしてみたいな。別に縁切った訳じゃないし」
私「ふーん。何かさ、Aさんは縛られるの嫌いな人だと思ってたよ。友達と会うなって言われても気にせず会うのかと思ってた」
A「あー。嫌は嫌だよ。だけど、どっちを失ったらより嫌かって話じゃん。一緒にいる女か、友達か、っていう」
私「(なんかこの辺で気づく)あ!(私と縁を切るって言ったのは)お前か!!!」
A「(思い当たる節があるらしい)しょうがねえだろ。優先順位の問題だよ。それは女がどんなに言ってきてたとしても、それを言ったのは俺の意志だろ」
私「いや、それがAさんの意志ならいいんだよ。仕方ないと思うよ。残念だけどさ」
この辺りで私、納得。
きっと今まで、私のことを友達としてしか見ていなく、くっつかれるのやちゅーを嫌がり、「友達としては好きか嫌いかの二択なら好きだけど、恋愛感情はない。30代の俺と恋愛したかったって言うけど、お前は30代の俺が選ぶタイプじゃない」とかのたまう彼が、例の性格極悪女を一番気に入ってて、あの女と居る時一番この人が出てきていたのではないか、と思うのです。
私が、10年前の彼ではないにせよ「60歳になったら結婚しよう」と言った彼や、ちゅーを拒まない彼と接することが多かったせいで気づいてなかったのだと思うのですが、むしろ例の元カノと付き合い出してからはほとんど彼が支配していたのでは、とまで思います。
付き合うきっかけとか聞いたら、
A「お互い好きだったからだろ」
私「どっちが告ったの?」
A「どっちも」
私「どっちも?」
A「お前俺のこと好きだろ、って言ったら、あなたも私のこと好きでしょ、って言われて、じゃあ一緒にいればいいんじゃねって感じで自然にそうなった。まあ結局は雰囲気っていうか、居心地が良かったんだろうな、一緒にいて」
とのこと。(あーーーーーー聞きたいけど聞きたくねえなこの話)
ちなみに、共通の友達のHちゃんは「俺から言ったかもな」とのことでした。
……我らは? と思いつつ。
んで、午前2時頃。
わいわい話していたら、急に、Aさんが寝落ちしまして。
そのまま床で寝る感じに。ベッドで寝るように言っても拒む。
そしてちゅーしようとすると嫌がられました。(ちっ)
午前5時頃、何とか起こしてベッドまで行かせ。
10時だったか11時ごろ、「準備しないとな……」とか言いながら起きてきました。
東京駅に、お土産を発送できる場所があるんだとか。
近所に配るお土産を買って、それから家で荷物の準備をして……とか言ってましたが。
出るぞ、という雰囲気になってから、「あれ、一升瓶飲み切ってないの」と気付く彼。
いや、お前が寝落ちしたんだよ……と思いながら、「そうだよー。このコップとこのコップは日本酒。これは水」と言うと「お前どうせ捨てるだろ。勿体ないから飲み切る」と言い、何故か立ち飲みで二人で飲むスタイルに。
多分、私のことをそこそこ好きな彼に切り替わったんでしょう。 ちょっと雰囲気も柔らかくなり。
小さいころ、普段の夕飯20時は過ぎてたとか。
ご飯だけは炊いてあったとか。
母親がゆで卵か目玉焼きしか作らなかったとか。
スクランブルエッグは親友が作ってくれた炒り卵のような「ホロホロ」というものだと思っていた、とか。
そういう話を聞いて。(親友さんは早くに父親を亡くしてる、とも)
ああ、小学生で親の帰りが遅くてお腹が空いて、それで小さいながらも炒り卵作って食べるなんて、ちょっと切ないなあ、などと思いつつ。
何か、結婚の話題とかが出ました。
A「「お前はどうせ外堀から埋めていくんだろ。好きにしろ。(え、いいの? とことんやるぜ) ってか、お前とはもう、結婚するかしないかの二択だろ。付き合うとか、今更彼女でどうとかダラダラやる時間は無いの」
私「えー、彼女って呼ばれてみたいよー」
A「無理。お前俺と結婚ってことは、俺の地元に住むってことだからな」
私「え。私が苗字変えて? 仕事も辞めて?」
A「当然だろ」
私「えー」
A「迷う時点でダメだろ。はい結婚はない!」
私「いやだってさ……。私、父親が『女は稼いでないからダメ、男は稼いでいるから偉い』っていう男尊女卑野郎でさ……。稼げないってことにちょっとトラウマがあるんだよね。 Aさんはさ、要するにそこまでするぐらい俺のこと好きなの? ってことでしょ。愛を試してんでしょ。それはさ、分かるんだけどさ」
A「あー……。確かに試してるかもな」
私「それは分かるんだけど、理解して欲しいんだよね。色々こっちは大変なんだよって。ってか、60歳の定年後じゃダメなの?」
A「ダメだよ。親が元気なうちに行かないと意味ないだろ。俺は何一つ親のためにしてきてないけど、親父の唯一の望みが家を継いで俺がそばで暮らすことなんだよ」
私「大分大層な望みだけど」
A「大層かどうかは価値観の違いだろ。そういうこと言うお前はダメだな」
私「あー……。まあ、前向きには考えるよ。ちゃんと。一応、仕事あるかなとか転勤させてもらえないかなとか思ってるし」
A「ふうん。ってか、お前頭のいい男が好きなんだろ。俺は頭良くないし、その辺はどうかなって思うけどな。まあお前俺より頭いいんだし、色々考えといて」
そんな感じで、13時には出る、と言っていたのに結局家を出たのは14時で。
玄関でちゅーしようとしたら、「大晦日にな」と言われてしまいましたが。
そんな訳で、当然大晦日は会える、と思っていたのです、が……。(続きます)
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