矛盾スルニモ程ガアル
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2020年02月01日(土) やっぱり、この人だ。

こんにちは、ぼむでございます。

無事に海外出張から帰ってきた彼と会えました。


けど、今回は。

彼が23時半ごろ私の最寄り駅に着くというので、それまでに仮眠を取ろうとしたら、凄く悲しくなりまして。


だって前回、「嫁にも恋愛感情がある」って、はっきり言われたんですよ。

私はどこかで、嫁に対してはもう彼は情なんだと思っていました。

私を選びたいけど、私が「もういい!」ってまた彼を振る可能性があるから、彼は怖くて私を今は選べないのだと。


だけどそうではなくて、どちらにも恋愛感情があって迷っている、のであれば。





単なる二股じゃん※正確には不倫です






と思いまして。



それは、嫌だな、とはっきり思いました。
この感情は、私が私を大切に出来てきた、証拠だと思います。


私をきちんと選ぶために、彼が今頑張っていると思うからこそ続けている訳で。


けど、そういった感情を感じていると辛くて、「もうどうせ嫁がいいって結局なるんだ。私は選ばれないんだ。それならそれで、もうここで離れるか距離を置いて、新しく人生を歩んだ方がお互い良いのでは。素敵な人もどこかにはいるかも知れないし」とかってトチ狂いそうになりましたが。


いや待てよと。


また私、投げ出しそうになってると。


これは、「思い通りにならない(私のことを一番にしない、私のことを愛さない)ならあなたのことはもういいです」ってなってて、結局私の母親と同じことしてるなと。


この恐怖感。「私は結局選ばれないんだ」という固定観念。
「見捨てられ不安」というやつは、絶対に母親から植え付けられたもので。


母親めーーーーーって、母に向けて感情を感じると、一回ズンッと彼に感じるよりも辛い思いをしたのですが、その後は嘘のように軽くなって。


そして、「ああ、私は彼といたいんだ。シンプルに、彼と一緒にいたいんだ」と気付くことができました。



そして、それまで怒りや悲しみで眠れなかったのに、ストンと眠りに落ちていました。



それから彼を迎えに行き。コンビニでご飯を買って、彼がそれを家で食べて。



彼はお土産を今回も買ってくれたり(薄いトートバッグとお菓子)、以前よりもキスを自分からねだり、私にくっつきたがり、ラブラブな感じだったので。

とっても嬉しかったのですが、けれど自分の気持ちは正直に伝えようと思い。



「私は、嫁にも恋愛感情があるって言われて、正直二股じゃんって感じた。確かに、同時に二人を好きだという感情は分かる。私だってAさんのことを未だに好きは好きだし、そこは変わらない。
 だけど、私はAさんとはもう家では会わないし、飲むときは絶対にお店って決めてる。そもそもほとんど会ってない。だけどあなたは毎日嫁のいる家に帰って、嫁の作ったご飯を食べてる。恋愛感情があるというなら、二股じゃんって感じる。
 二股なら、私はあなたとセックスしたくない。不倫であることはとても辛い。今までは、私を選ぶために頑張っているのだと思ってお付き合いしてきた。そうでないなら身体の関係は嫌だ。これを聞いてあなたはどう思う?」


と、彼に聞きました。



彼はしばらくの間考えて(本当に、5分〜10分くらい黙ったまま考える時もあるくらい沈黙する人である)、


「俺の感覚では……二股ではない、よ。俺は、セックスなしでもぼむに会いたいと思うよ。悲しませてごめん。いい加減、けじめをつけるね」


と言ったので、「えっ! 離婚を切り出してくれるってこと!?」と思ったら「どちらにするかをはっきりさせる」とのことで、露骨にがっかりした態度になってしまいました。(言葉選びが紛らわしいんだよ)



ちなみに、「私にする可能性が8割くらいって思っていい?」って聞いたら、「うーん、7:3かな」と言われました。


何か、8割ならかなり期待できるけど、7:3って言われると、どんでん返しも全然ありそうな数字じゃないです?


しょんぼりしてると「7〜8割」って言い直されましたが、ホント、この7〜8割の状態が正味5年は続いている訳で……。



けど、やっと今、自ら「俺は自分の感情を感じられていない」と気付いてくれたのです。(1年前に私が同じことを指摘したときは、「はあ……(何を言っているのか意味が分からない)」みたいな顔をしていたことを思えば、進歩です)


今回会う前、まだ彼が海外出張の時に電話した時、感情を紙に書いてくれていない彼を「どうして、テストで80点取ろうって話して、これをやればきっと80点取れるっていう問題集を私が渡したのに、それをやってくれていないの。悲しい」ってちょっと責める感じになったら、彼が言ったんですよね。


「その問題集がまだ難しくて、もっと基礎の簡単なところから始めている」って。


うーん、まあそうなのかなと。


何より、彼が自分の状態とかを割と早く言語化できるようになってきた気がして。


そのやり方だともっと時間かかるよ……とは思ったものの、確かに自分にとって難しいものをやっていても、理解できないなら意味がないです。

ここはもう少し、彼のペースに任せよう、もうちょっと様子を見ようと思いました。



なので今回、

「まずは自分の気持ち(どうしたいのか)をはっきりさせたい」

という彼に、以前みたいに「私を選んでよ!」と強制する気持ちは起こらなくて。(そもそも、強制できるものではないというのも分かってきました)


今ここで中途半端に「君にするよ」と言わないのも、自分の気持ちをしっかり感じて、確証を得てから言いたいという彼の誠実さの表れであると、理解できたので。


それを伝えて、「分かった」と言いました。

しかしこれホント、何年かかるんですかね……(遠い目)



ちなみに話の中で、私が

「Bさんは、読めないんだよね」

と言うと、


「え、ぼむは俺に分かってない俺の部分まで、分かっている感じがする」

というので、


「そうだね。海外にいる時の電話でも話したけど、友達があなたを詰めちゃダメって言ってくるけど、あなた自分でも認めてたけど、Bさんは、詰めないとやらないよね。正直、ほっとくと楽な方向に流れる人だなってのは思う。
 だけどこうやって、常に向きあってくれたり、自分を変えようと頑張ってくれてる。それって、中々出来ないことだよ。私は凄いと思ってる。
 だけど、未だに、本来のあなたが本当の本当には楽な生活を好むのか、それとも本来は成長を望む人なのかは見極めができない。だけど後者だと信じてる、それは私の願望の押しつけに過ぎないのかも知れないけど、信じたいから一緒にいるんだと思う」

というようなことを伝えました。

それから、

「私に嫌われるかも知れないって、どんな感覚なの?」

と聞くと、「ダメな自分だから、嫌われないように成長したい」って感じかな、というので。


「じゃあ、あなたがクズなのは分かってるし嫌わないから大丈夫、って言えばいい?」

というと、


「それはそれでショックかも(笑)」


と。


で、

「いや、世間から見たら私もあなたもクズじゃない? だけど、私はあなたのことをイイ男だと思ってるよ。でなきゃこんなに長い間付き合ってない」

と伝えました。


今回も、なるべく彼に、「カッコいい」とか、「出来る男」とか「流石」とか「素敵」とかって伝えるようにしました。
照れるけれど、大事なことだなあと毎回感じます。

私だって、彼から「可愛い」って何度も言われるのですが(注:彼の主観です)、何度言われても嬉しいですしね。


後は、二回り以上も年上の上司が、自分の話ばかりすること。
けど、それは私も同じで、Bさんがずっと私の話を聞いてくれるから、てっきりこの人は人の話を聞いてるだけで満足な人なんだ、と勘違いしていたこと。
人と人とのコミュニケーションで、どちらかが一方的に話してばかりとか、そういうのはあり得ないんだと学んだこと。
だから、自分の気持ちばかりではなく、「あなたはどう思う?」と聞くようにしていることを伝えると、「そういえばそうだね、変わったね」と。

少しずつ、私の変化もこうやって彼に伝わっていくといいなあと思いました。


彼は、私に対して、色々と手出しはしたものの、きわどいところ以降は我慢をしてくれて。


エッチが出来るから会ってる訳じゃない、というのを頑張って証明してくれました。


その気持ちが本当に、嬉しかったです。



翌日は、お気に入りのお店でランチ。


とってもお料理が美味しくて、彼がニコニコしてました。

お酒は飲むしおつまみも頼んだ結果、お会計はランチじゃなくて完全に飲みの金額でしたが、彼に払っていただきました(笑)


それから、少し早い私の誕生日プレゼントを買いに。


指輪が欲しかったのですが、あまり安いのも嫌だなと思い、お手頃価格で選ぼうとするとなると色々と吟味したいと思い、結局今年は通勤用のリュックにしました。毎日ハッピーな気持ちになれるなと思いまして。



誕生日付近に彼が来てくれるという話だったのですが、その辺で出張になるかもということで……。


出張があれば今回みたいに前後で会えるかも知れないし、会えなかったらその時にまた会いに来て欲しいと伝えればいいかと思い、次回の約束は未定となりました。



ところで、ランチの時に彼の携帯画面を一緒に見ようとして、嫁からLINEが来ているのが見えてしまい。


彼はすぐに通知を消してくれたのですが、やはり現実に引き戻されて。


常連になりたいねえと通うそのお店も、私たちを覚えてくださってたものの、これいつか関係性を聞かれたとしたらどうすればいいんだろう、と悲しくなってしまって。


ご夫婦でも、カップルでもない、堂々と不倫関係ですと言えるわけもない。


こういうことが悲しいから、早くはっきりして欲しいと思うんだよな、と思いました。


通えば通うほど関係性を聞かれる可能性は高くなるなあ、と。


で、買い物をしてカラオケに行き、我慢できずにそのことを言って泣いてしまって。


彼は、嫁からのLINEは、明日友達夫婦がお土産持ってくるよ、という要件だったと、ちゃんと答えてくれました。



私「あなたも一緒に会うの?」

彼「嫁の友達の旦那、俺の同級生だからね」

私「そう……。離婚するってことは、そういう繋がりも切ってしまうってことだよね。やっぱり、そういうのを聞くと辛い。さっきのお店でも関係性をどう説明しようって辛くなっちゃった。
  やっぱりあなたが、結婚生活の方を選んでしまうんじゃないかって不安がある。
  毎回こんな風に泣かれたら辛いよね。言わない方がいい?」

彼「いや……確かに言われたら辛いけど……。でも、ぼむが悲しいと俺も悲しいから、我慢しなくていいよ」

私「でも、こうやって泣くことであなたがしんどくなって、私から離れていくんじゃないかと不安だよ(涙)←バカ正直に利己的な自分を打ち明ける私
 どうするのがいいと思う?」

彼「……難しいね。けど、また白か黒かになってない? 言うか言わないか、みたいな。そういうのは違うと思うんだよ」

私「そうかも知れない。言う時は言って、ちょっとは我慢すればいいのかな……難しいな……。
 私、さっき、我慢しなくていいよって言ってもらえて嬉しかった。不安になるのは、今話していて、やっぱり母親の影響だなって思ってきた。
  実はあなたに会う前もそれを感じて、ちゃんと自分の感情を感じた結果、やっぱり私はあなたといたい、って思ったの。
  結婚している以上こういうことはあるんだし、それでもあなたは私を選ぼうと頑張ってくれてるんだし、私がもっとどっしりしてなきゃダメだよね。こんな不安に負けてないで。
  頑張る。ごめんね」

彼「ありがとう。俺も、辛い思いをさせてごめんね」

私「ううん(涙)
  あ、そういえば、よりを戻したいって私が言った時、あなたは嫁を選ぶって言ったよね。でもそれが私には、悲壮感に満ちてたっていうか、本心じゃないように見えた。私が都合よくそう見えただけかもだけど。あの時はどんな気持ちだったの?」

彼「あの時は……。辛くていっぱいいっぱいで、これ以上は無理って感じだったかな」

私「そっか。私がいっぱい責めちゃったもんね。ごめんね。もっと責めない言い方で、自分が辛かったことを伝えられてたら良かった。ごめんね」

彼「うん……」


そして今回、私が促して早めにカラオケを出ることが出来ました。

以前は帰り際、一緒にいたくて、彼が早く空港に着かなければ何かあったとき対応できないとか思いやりも持てず、もう帰っちゃうの、くらいでずるずると一緒にいたくて引き伸ばしするくらいだったのに。


私が「そろそろ出ないと」と言って、彼が「帰りたくない」と私にくっつく位にまで、なりました(涙)



たくさんキスして、くっついて。


最後はまた私が自分の話ばかりしてしまって反省でしたが、割と、相手のことを思いやれる自分になってきたかな、と思えました。



こうやって、一緒に成長していきたいし、それが出来る人だなと今回確信しました。



やっぱり、この人だから一緒にいたいんだ。




自分はどうしたいかを感じられるようになって、きちんと行きたい道が分かるようになれて、自分で自分の成長が嬉しいです。





後は、彼の成長も……。もう少し急いでくれたら、嬉しいのですが(遠い目)




信じるしかないというか、私は私の成長に注力するのみ、ですね。

それが結局、彼に勇気を与えて、私を選びやすくする、のだと思います。



私は私のために頑張っている、のです。



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