矛盾スルニモ程ガアル
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2019年12月21日(土) 遠距離恋愛の日、初めて会いに来てくれた話。

こんばんは、ぼむでございます。


今月頭に、「来るか、来ないか。返事はどちらかだ」とBさんに迫り、会えることになった週末。


金曜日の最終便で来てくれました。
出張で貯まったマイルを使ってるの
で、金銭的な負担はあまりかけてない筈ですが。


それでも、仕事して疲れているのに弾丸で来てくれた訳で。


22時過ぎに私の最寄り駅に着いて、そこから近所のお店で1ヶ月遅れの誕生日祝いをしました。


そこのお店が美味しくて、何を食べても外れがなくて。


灯台下暗しとはこのことです。


誕生日プレゼント、ネクタイピンが欲しいかな、と言われていて、本当は買いに行こうとしてたのですが、私の体調が悪く。


行けないかもなーと思い、ネットでとりあえず購入。

買おうね、とか言っててなあなあになるのが嫌で。(基本彼との口約束を信じていない私)



あと、彼は休日はお家でいちゃいちゃゴロゴロするのが好きらしく、

「今まで、お出かけせずにいたいなって時でも、ぼむがそうしたいならと思って無理してた部分があった」

とのことだったので、例え体調が良くても家にいるつもりでした。



それで、美味しい料理とお酒を楽しんで。


プレゼントを渡すと、「え、一緒に買いに行くって言ったじゃん」と悲しい顔をされたのですが、一応開けて、喜んで(?)くれました。


それで、家に帰って。


「感情を紙に書いて」とお願いしていて、それも、先週の電話で



「まだやってない。やろうとしたんだけど、辛くて……」


とか言ってたので、




「いや辛いよ。感情を感じるって辛いことだよ。だけどそれが目的だから。これも、やるかやらないかだから。やらなきゃ変わらないよ」



とスパルタな私。


一応、


「絶対会うまでにはやる」



と言っててくれて。



確かめたら、ちゃんとやってくれてました。


いわく、


・お姫様というより女王様

・感情を感じるのは大切だと思う それがわがままだと感じる時がある

・こわい しんどい


と。

2月頃、私が「あなたは何も分かってない」という感じだったので、「そんなこと無い」と証明したかった気持ちがあるのかも、と。

それで、言うことを全て聞かなくてはいけないと思っていたと。

私を一番にしろ、というプレッシャーを感じていた、と。

女王様のような感じに思っていたと。



私 どんだけ怖いねん。(思わずエセ関西弁に)


ただまあ、私が「私を優先して! 一番にして! 私が大事だって証明して!」みたいになってたことは確かなので……。



それで、彼が、自分の気持ちを言えないと言ってて。
例えば電話で長話になったときとか。
私はそれに対して

「電話とか、切りたくなったら言ってね。遠慮しないで伝えてね」

と話してたんですが。



この間母親と電話してて、2時間ぐらい経ってて、そろそろ私は切りたかったのですが、母親が話したそうなので中々切れずにいて。

その時に、「この人に嫌われたくない」とか「この人の気持ちを叶えてあげたい」と思うからこそ、電話もついつい無理して話をしてしまうんだな、と彼の気持ちが分かりました。


この時、母親が私の都合を考えずに「私の話を聞いてよ」モードだと、「また電話するの気が重いな」と思い。

もし、「あ、じゃあそろそろ切るね。話してくれてありがとう」と自分から話を切り上げてくれたら、凄く楽になるし、「また話したいな」と思えるな、と思いました。



それは結局、「自分を優先するか、相手を優先するか」という思いやりの話なのだと思います。


考えてみれば、友達とかだと「ごめんごめん長くなっちゃって」とかって、ある程度のところで切ろうとするのに、彼に対してはそれが出来てなかったなあと。


自分に対して思いやりを持ってくれず、「私の話を聞いて。そのためなら、あなたのしんどさはどうでもいい」という感じの人間と接するのは、そりゃあ辛いししんどいよな、と。


だから、私はまた彼にばかり「気を遣わないで」と要求してしまっていたけれど、それは違くて、ここは私がきちんと彼の様子を見て、しんどそうならばすぐに「じゃあ電話を切るね」って切らないといけないな、と思ったのでした。むしろ私が気を遣うべきという。


それを彼に伝えると、「それはありがたいかも」と嬉しそうでした。


何ていうか。



自分で言うのもなんですけど、こうやって、彼のおかげで成長出来ているなあ、としみじみ思います。



あと、彼に


「あなたは今後どうしたいの?」


と聞きましたところ。


5〜7分ほど考えて、


「ぼむと一緒にいたい」


と答えてくれました。



そこ、そんなに時間いる? というツッコミはともかく。

「一緒にいると、楽しいだろうなって思う」と言ってくれて。


やっぱり嬉しかったです。




というか、会えて、ベッドに横になって。そこから二人で話をする前に。


もう私、何だかめちゃくちゃ泣けてきてしまって。



いきなり泣き出した私に対して、5分でも10分でも、頭を撫でてくれて。

一度くらいは「どうしたの?」と聞きながらも、答えられずにいる私にそれ以上深追いせず、ただ落ち着くまでずっと寄り添ってくれて。



こういうところも、好きなんですよね……。


で、やっと、「会いたかったよー」と言葉が出て、また泣けて。



何か、2か月間の間に仕事では後輩ちゃんとの付き合いにメンタルをやられ、上の階の人と騒音問題でトラブルもあり、女一人で生きるということのしんどさとかを色々感じていたのです。


そういう感情とか、無理してた気持ちとか、苦しさとか辛さとか、色々な感情がわっと湧き出してきて。


会えて、安心したんだと思います。
泣かせてくれて、ありがたいなと思いました。



で、私が彼のどんなところを好きかも言いました。


・優しい
・繊細
・器が大きい
・私と向き合い続けてくれる(これってそうそう出来ることじゃない)
・頭がいい
・話していて楽しい
・エッチが上手い(セックスは頭の良さと思いやりとセンスだと思うのですよ……。下手な人は、そういう部分では頭が良くないんだと思っています)


とか。


彼は私の好きなところは、

・優しい
・人のことを思いやれる
・頭がいい
・可愛い(これは彼の主観の話です)
・エロい


と言ってました。


家庭内キャバクラの誓いは忘れずにいる私。

彼を誉めること、大事です。



お仕事を頑張ってるのも、いつも凄いなって思ってるよ、と伝えました。



それでまあ、どうやったら怖くなくなるんだろうね、と答えの出ない問いをして。


けど多分、感情を感じることが重要だから、感じ続けてね、と。



あと、「もし私も子供を持たないという条件だったら、嫁と私ならどっちを選ぶ?」と聞いたところ、

「それなら、最初の時にはぼむを選ばないかも」


と。


ちょっとすねました。言い回しが伝わらなかったので、


「同じ条件でも私が選ばれると思っていたので拗ねている」


と正直に伝えたところ、


「いや、それは違うような気がする。多分まず、結婚って話にならないと思うし……」

と言うので、


「私が逆の立場だったらどうかな……。元旦那とあなた、どっちを選ぶかってなったら……。(一瞬考える) 私はBさんを選ぶと思う」


と、話しました。


Bさんは「そうなの?」とちょっとびっくりしてましたが。



私はセックスレスの辛さを力説。


私「だって、Bさんが嫁を選ぶってことはだよ? この先40年、50年、セックスしない人生になるってことなんだよ?(また不倫とかしない限り)
 そこ分かってる? それ重要じゃない? 嫁を責めたらいけないとか、家事はやってくれてるしとか、そうやって自分の感情を抑圧してない? 
 私は自分の感情に気付いたとき、凄く辛かったよ。レスにされて、女として見られてない感じ、女として扱われない感じが辛かった。
 まだBさんは自分の感情に気付いてないから、嫁を選ぶとか思えるんじゃないのかな。気づいたら私の方がいいに決まってる。そう思う(笑)」

B「そうかな……そうかも」


私「うん。私は元旦那とは凄く仲良かったけど、親子みたいな関係になったからね……」

B「俺とはどうなの?」

私「Bさんとは、やっぱりパートナーとか、恋人って感じがする。アメリカみたいに、金曜日は夫婦でデートの日とか言って、いつまでもラブラブな関係でいられたらなって思うよ」

B「そっか」



それで、ある程度話し終えて、まあ勿論やって。(お下品)


寝たのが3時半。起きたのが10時半頃。


また色々と話して、あとはひたすら営んでましたね(遠い目)


やっぱり、彼といてどんどん「中」が気持ち良くなってきていて。

それも凄いなあと思います。


朝ごはん、昼ご飯も食べずに、14時半頃お風呂に入って、15時半ごろ出て、16時過ぎには家を出ました。


空港に向かうまでの山手線が混みまくりで死ぬかと思いましたが、彼もしんどいと言ってました。


空港では、彼が甥っ子たちにお土産を買っていて。

「いいおじさんしてるんだな」と思うと、幸せだった分急に現実を突きつけられた気になって。


結局、人気のないところで彼にそれを伝えて。「ごめんね」とか言われて。

けどすぐに、

「嫁とは、今後どうするかの話し合い、してね。ちゃんと、このままだと離婚なんだよって悟らせてあげて」


と私が伝えると、今までよりも凄くすっきりした顔で、はっきりと


「うん」


と。



あ、彼も変わってきたな、と思った瞬間でした。



今まではもうちょっと、

「うん……。頑張ってみる……」

みたいな感じで、自信がなさそうというか不本意そうというか、そんな感じだったんです。


「うん」と真っすぐ答えた瞳に、彼の、意志を感じました。



結局今回、2つもちゃんと約束を守ってくれました。


・来ると言って、来てくれた
・感情を紙に書くと言って、書いてくれた


今まで、



やると言いながら悉くやらなかった彼が。



だから、本当に本当に嬉しくて、ちゃんと伝えなければと、ほぼ泣きながら

「ありがとうね。来てくれてありがとう。感情を感じてくれてありがとう。感情に気付いてくれてありがとう。本当に嬉しい」


と、沢山沢山ありがとうを伝えました。

彼は、

「また来るね」

と言ってくれて。





彼を見送って。




本当に本当にありがたく、嬉しいなとしみじみと思って。



幸せだなあ、と思いました。





少しずつ、進めていると思います。



頑張ります。


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