まあ、そんなこと言ってたら喧嘩致しました。
きっかけは、折角買ったDVDレコーダーを未だに繋いでいなかったので、私がせっついて電気店に行って繋いでもらったことや、ネットが本日開通して、設定を私が頑張ってしたこと、それに対して彼があまり手伝ってくれなかったというか、どうもそういう機器的設定全般が苦手のようで(頼りになんねえー)、でも頑張ってお前もやれよと私が不満だったことから、ネットが繋がった!!って時に彼が大袈裟に喜んで両手を合わせてきたので、私も喜びながら手を合わせつつ、
「でもこれって普通男の方がやるよね」
と言ったことにあります。
それにより彼のテンションは急降下、何を言ってもすねて、私が何とか彼のテンションを上げようとしても全然上がらなくて、もう腹が立って「何がそんなに不満だったか言ってよ」というのですが、
「何もない」「そんなんじゃない」
とか言うばかりで。
私はもう、前々からこの彼の黙りこくる癖が嫌で、何かある態度なのに「何もない」とか言われるのが嫌で、こんこんと説得した訳なのです。
私達、夫婦になるんだよ? 他の人には遠慮して言えない不満でも、私には言ってよ。 じゃないとこれからずっと、こんな感じで原因不明に不機嫌になられたら、私だってしんどいよ。 約束して。私にはちゃんと話すって。
そうやって指きり(いつの時代だ)までした訳なのですが、それでも彼は微妙に黙ったまま。聞いても、「分からない」とか「なんでもない」とか言います。
私はもう、癇癪を起こしてみたり、宥めてみたり、説得してみたり、いろんなことを致しました。
私が「こんなんでこれからやっていけるのかな」と不安がるので、彼はそれを宥めながら、とにかく何か言ってという私の要求に対して、
「つまり、俺は、ぼむが好き」
と。
…毒気も抜かれます。
「ぼむに対する不満は、一つも無い」
と。
…だったらどうして。
その理由は、次の日の朝、明らかになるのでした。(続きます)
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